技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | |
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2013年2月23日〜2月25日に開催された公式Wifi大会「カントーカップ」で使用したPTです。
ルールは全国No.1〜149のポケモンのみを使える6→3シングル。
限られたポケモンの中で構築を組んで戦うのはなかなか楽しかったです。
このルールでやはり最も有力視されていたのは、カイリューでしょう。
今回、カイリューは多くの人が強くメタってくると予想し、あえてカイリューを入れないPTを考えました。
最初に考えたのが、ルール上猛威を振るうであろうカイリュー、サンダー、フシギバナと言ったポケモンにアドを取れるスカーフパルシェンの存在です。
殻を破るからの全抜きを警戒されやすいポケモンなので、奇襲も決まりやすいかと考え、攻撃技が氷柱針だけの少し変わった形のパルシェンを採用しました。
さらに、初代最強タイプだったエスパータイプにも注目。
エスパー技を半減できるのが、エスパーorレアコイルだけということでサイキネが非常に通りやすいことに注目し、フーディンを採用。補助技を多く採用することで、起点構築を封じることもできます。
さらに、相手のパルシェンに全抜きされることを防ぐためにカビゴンとヤドランを採用。殻を破るは非常に強力な技なので、対策を厚くするに越したことはありません。
また、今回のもうひとつの凶悪ポケモン、ラッキーを意識してカイリキーを入れ、最後に相手のヤドランを突破する手段が欲しかったのでサンダーを入れて構築が完成しました。
基本的なコンセプトは、有利対面を作って、パーティーに3体いる電磁波持ちで麻痺を撒きつつ、カイリキーやカビゴンと言った鈍足アタッカーを動きやすくする&電磁波羽休めサンダーでハメる体制に入る、という感じです。
カイリキーの特性も加味すれば、全員の技が命中100%。狙ったわけではありませんが、やはり技を撃つ際にいちいちハラハラせずに済むのは良いですね。
それでは以下、個別解説です。
サンダー プレッシャー ラムのみ
おくびょう 191-x-106-158-116-152
努力値:H208 B8 C100 D44 S148
10まんボルト、めざめるパワー(氷)、でんじは、はねやすめ
ハマれば突破困難のでんぱねサンダー。個体値が微妙なのは、自分が4世代で連打乱数しかできないからです;
持ち物のラムの実は、ミラー対決で電磁波を受けたターンでアドを取ったり、交代際の熱湯火傷を無効にしたりと役立つ機会はとても多かったです。
実は努力値配分も以前使っていた帯サンダーのものを流用しているので、少しCの不足を感じることもありました。特殊ルールの大会で使い回しを使ってはいけないということですね;
カビゴン あついしぼう カゴのみ
わんぱく 249-148-128-x-131-51
努力値:H108 A140 B252 D4 S4
おんがえし、ばかぢから、のろい、ねむる
パルシェン対策のHBカビゴン。
また、ラッキーヤドランフシギバナというような受けループを見るためにねむカゴにしました。今回のルールでは吠える吹き飛ばしが少ないのも採用の理由です。
実際は2連急所やら何やらでヤドランに突破されること多数…
ゲンガーには完封されてしまうので、積みまくっても悲しい結果に終わることもあるため注意が必要。
使っていて思ったのですが、こいつが怠けるを覚えたら全国シングルでも使える逸材になれる可能性ありましたね。惜しいです。
パルシェン スキルリンク こだわりスカーフ
ようき 125-147-201-x-65-134
努力値:A252 S252 B4
つららばり、ねごと、――、――
殻を破るを警戒させておいてのスカパル。
最速にしないとS130属を抜けず、またAぶっぱしないとサンダーを落とせる確率が下がるので配分はASぶっぱで決定。
カイリューやサンダー、身代わり眠り粉フシギバナの他にも、今ルールはフーディンやサンダースと言った高速紙耐久アタッカーも強力なので、そいつらに上から連続技を入れられるのはやはり強いです。
氷の礫を入れようかも迷ったのですが、寝かされた時点で50%ゲーになってしまうのを嫌って、技は2つだけにしました。
実際、あまりフシギバナに当たることがなく、礫があれば勝っていた試合が2回くらいあったので持たせておいてもよかったかもしれません。
また、図太いサンダーだと落とせないので返り討ちにあってしまうのも怖い。サンダーと対峙した場合は安全に引いて少し削ってからスカーフ奇襲をするのが良かったですね。
ヤドラン さいせいりょく ゴツゴツメット
ずぶとい 201-x-161-127-110-51
努力値:H244 B132 C52 D76 S4
サイコキネシス、れいとうビーム、なまける、でんじは
カントーカップ界のクレセリアこと、物理受けのヤドラン。
めざ草を持っていない限りパルシェンに安全に後投げできる他、ゴツメダメ込みで自身が犠牲になる覚悟の上ならばカイリューも刈れます(竜舞ジュエル逆鱗は無理)。
技は、カイリューへの打点の冷凍ビーム、一致技で通りの良いサイキネを持たせ、水技は切りました。
攻撃技はこの2つで正解だったと思います。
カイリキー ノーガード オボンのみ
いじっぱり 197-200-100-x-105-76
努力値:H252 A252 S4
ばくれつパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ、バレットパンチ
パンチおじさん。
ヤドランに少しでも打点を持ちたかったので雷パンチを採用。また、破る襷パルに一矢報いるために先制技のバレパンも持たせました。何故かマッハパンチを覚えないんですよね、こいつ。
必中の爆裂パンチは交代先にも50%で行動不能を仕掛けられる神技。使っていてカイリキーに惚れかけました♂
無振りでもD耐久があるので、ヤドランのサイキネも一発耐えたりできます。
フーディン マジックガード きあいのタスキ
おくびょう 131-x-65-187-105-189
努力値:C252 S252 H4
サイコキネシス、ちょうはつ、アンコール、でんじは
- H197-D105カイリキーを乱数1発 (56.3%)
- H141-D115サンダースを確定2発
高速アタッカー 兼 電磁波撒き 兼 補助技で掻き乱し要員のフーディン。
サイキネの通りはやはり非常によく、毒や火傷、ステロで潰れないため襷も生きます。
足の速い相手に対しても電磁波で麻痺らせることさえできれば、後ろのカイリキーやサンダーが頑張れます。
しかし選出率はPTの中で一番低く、若干腐っている感は否めません。
この枠を地面ポケモンにしても良かったかもしれません。
個別解説は以上です。
戦ってみて、相手の電気ポケモンがとても重く、特に電磁波すら入らず足の速いサンダースにかなり苦戦してしまいました。
地面ポケモンがいないPTであるため、奇跡サイドンやダグトリオ、ニドキングなどがいても良かったかもしれませんね。
【カントーカップ選出率】