ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

紅葉を見に行こうよう!2021


11月下旬、関東にも紅葉の季節がやってきました。

今年はカメラを新調したこともあり、張り切って3箇所も撮りに行ってしまいましたので、まとめて記事にしたいと思います!


大山阿夫利神社

1箇所目は神奈川県伊勢原市にある大山阿夫利神社
ケーブルカーで山を登った先にある紅葉の名所です。1週間の期間限定でライトアップを実施しており、ケーブルカーもあるのなら、ということで三脚を担いで行ってきました。

自分が訪れたのはライトアップ初日の土曜日だったということもあり、凄まじい、人、人、人……
スローシャッターを使っても人の写り込みを避けられず、なかなか難しい撮影になってしまいました…




もちろん、名所というだけあって紅葉は素晴らしかったです!
阿夫利神社の下社と、そこから少し下ったところにある大山寺、どちらも趣の異なる紅葉とそのライトアップが楽しめました。

また、阿夫利神社下社にはらーめんAFURIが臨時店舗を出店しており、寒い中で暖まることができました。(長蛇の列だったので、夕食どきより少し前に並び始めないと大変かも…)




この日は、「ほぼ満月」。実は前日が「ほぼ皆既月食」の見られたあの日でした。
17時半頃、月が顔を出したかと思うと、肉眼で見ていてもぐんぐん動いて上昇していくので、その美しさに周囲の人々からも歓声が上がっていました。
なお、白状します、この写真は合成です…。月面模様が写るシャッター速度では、周囲の木々は真っ暗でした。クリップオンストロボほちい。


注意

さて、大山阿夫利神社の紅葉ライトアップを紹介したからには、一点だけ、注意を付記しなければなりません。
それは、夜間の紅葉撮影だけが目当ての場合、大山阿夫利神社を訪れることはおすすめできないということです…。


おすすめできない理由は、混雑が、施設のキャパシティを完全に超えているためです。
もちろん僕も「混雑」は覚悟の上で行きましたが、完全に想定を上回っていました。徒歩以外で登る手段が単線のケーブルカーしかなく、一度登ってしまうと、帰りは凄まじい行列に並ばなければ下りることが出来ません。1時間で乗れたら良い方で、2時間近く待つ必要があるかもしれません。
大山ケーブルの公式サイトには「ライトアップ期間は20時まで運行」と記載されていましたが、20時までに降りられるはずがなく、Twitter検索で確認した中には22時過ぎにようやく下山できた方もいたようです。
ケーブルカーを使わずに下山する、となると、徒歩のルートになります。が、徒歩下山はLEDライト(スマホのライトでは不十分)や歩きやすい靴などを装備していなければ大変危険です。

正直なところ、徒歩以外の下山手段が小キャパシティの単線ケーブルカーしかないにも関わらず、それを周知せずに大々的に観光客を誘致している施設側の準備に疑問を感じ、お世辞にも勧められないスポットでした。せめて「気軽なレジャースポットではなく、登山コースです」と明記しておいてほしかったです。
紅葉はとても綺麗だっただけに、残念でした。勧めるとしたら、行くならせめて平日か、徒歩下山の危険が大きくない日中にしといた方がいいよ、ですかね…。

大山阿夫利神社の今年のライトアップ期間はもう終了したので、来年以降に向けての注意喚起となります。
僕も訪問前に過去の記事などをネットで漁ったものの、ほとんど情報が見つからなかったため、今回あえて記載することにしました。


撮影情報


小石川後楽園

さて、気を取り直して、次に訪れたのは小石川後楽園
結論から言えば、こちらは大満足な紅葉スポットでした!
訪れたのは勤労感謝の日の祝日だったものの、入園料の必要な庭園であるためか、人の出はほどほど。
東京ドーム1.5個分の広さがある敷地では、混雑という印象を感じることは全くありませんでした。




小石川後楽園は「東京ドーム○個分」という表現がぴったり。というのも、東京ドームの真隣にあるのです。
こちらの写真の左奥に写っているのが東京ドームの屋根、右奥が東京ドームホテルです。
かつての「後楽園球場」という名前も、小石川後楽園から来ていたのですね。知りませんでした。
これほどアクセスの良い都会の真ん中に、こうした綺麗な庭園があるとは、と新鮮に感じました。




また、庭園のメインである大きな池の周りの他にも、見所が多数点在しているのも満足度爆上げポイントでした。
一箇所を見て/撮って終わり、とならないのは嬉しいですよね。
こちらは入り口左手の「通天橋」と名付けられたスポット。少し小高い場所から見下ろせるのがナイスでした。




都立公園として整備されている庭園なだけあって、紅葉の撮りごたえもありました。
やはり丁寧に枝が剪定され、整えられているとアングルに困らないなぁ、と実感。
入園料も良心的な300円。紅葉や桜の時期は、三脚、自撮り棒禁止、ポートレイトが主目的の撮影は禁止、と制限があるのでそこだけご注意を。


撮影情報


御嶽渓谷

最後の3箇所目は御嶽渓谷青梅市奥多摩を流れる多摩川を囲む渓谷です。
JR青梅線御嶽駅を降りてすぐというアクセスの良さで、気軽にハイキングを楽しめます。
そばには御嶽山があり、ケーブルカーを使って途中まで登ることもできますが……、ケーブルカーには懲りたので、そちらには行きませんでした。




先週末に訪れましたが、紅葉の見頃にはひと足遅かったかなぁ。
とは言え、川沿いを散歩して、静かで穏やかな時間を過ごすことができました。
ちなみに、記事冒頭の写真は御嶽渓谷の川辺に下りていくための階段です。




僕が住む近くを流れている多摩川。その上流はこうなっているんだ、というちょっとした発見をした気分にもなれました。
この時期ですが、ラフティングを楽しんでいる人も結構いましたね。落ちたら寒そうです。
そして、さすが川の上流だけあって、水がとても綺麗でした。カメラで撮ると、美しいブルーに写るんですよね。不純物が少ないんだろうなぁと思いました。




渓谷なので、3時過ぎくらいになると一部には日差しが届かなくなり、ひんやりする気温に。
着々と冬が近づいてきていることを感じる一日にもなりました。


撮影情報


終わりに

というわけで、色々ありましたが、新たな紅葉スポットを発掘できて、満足の行く晩秋になりました。
今回取り上げた3箇所のうち、ひとつ選んで「紅葉を見に行こうよう!」と彼女に言うとしたら、やはり小石川後楽園でしょうかね。アクセスも良く、気持ちよく晴れた日にまた行きたいと思いました。
…言う彼女がいないけどな!

おわり。


Photo Info

  • Canon EOS R6
    • EF 50mm F1.4 USM
    • EF 16-35mm F4L IS USM
    • EF 70-200mm F4L IS USM