ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

PE'Z EN-MUSUBI 2015 FINAL 〜おどらにゃそんそん!〜


12月19日、「PE'Z EN-MUSUBI 2015 FINAL 〜おどらにゃそんそん!〜」昭和女子大学 人見記念講堂 に参戦してきました。
ついにこの日が来てしまった……
PE'Zの解散ライブです。

過去にも記事にしたように、彼らのライブには何度も足を運んで来ましたが、これが最後の機会となってしまいました。
ラストライブは一夜限り。
チケットの一般抽選販売に申し込んだのは5月。当時は就活中で、某企業の面接の日が当落発表。自分の合否以上にチケットのことが気がかりだったのを思い出しますが、無事チケットをゲットし、最後の夜に参戦することが出来ました。


まさに出し惜しみ無しのステージは、
『SAMBA DE 恋して』のPE'Zメンバーとオーディエンスが一体となって手を振る動きが、どうにも別れを象徴しているようで、結構序盤であったにも関わらず涙が浮かんでしまいました。
が、その序盤で波が来たせいで、終盤は感極まりすぎることなく、最後のステージを楽しむことが出来ました。いや〜、まさしく「踊らにゃ損!」のあっという間の2時間半でした。


新旧の曲を織り交ぜたセットリストは、『hale no sora sita』『花咲くDON BLA GO!』『情熱の行方』などの代表曲はもちろん、なかなかライブでやりそうでやらなかった『I WANT YOU』『1・2・MAX』等のアルバム表題曲も。

個人的には、表題となったアルバムのツアーの時以来ライブで聴くことができていなかった『JumpUP!』をアンコールでやってくれたのが本当に嬉しかったです。あのアルバムはジャケットデザインも含め、かなり好きなんですよねぇ。


最後の曲はなんだろう、というのはファン一人一人が予想していたことだと思います。
アンコール前最後にPE'Z最大の代表曲『akatsuki』(奇しくも同名の金星探査機が話題になっています)をやり、アンコールは『JumpUP!』『The Legend』
そしてヒイズミさんの挨拶の後、PE'Z最後の曲は……、予想していた方も結構いらっしゃったのではないでしょうか、インディーズ盤ファーストアルバム [pe'z] に収録され、今もライブの定番となっている曲、『HEY!JORDU!』でした。ヒイズミさんの言葉通り、PE'Zらしさが詰まっている一曲だと思います。


最後までライブ感にこだわったPE'Zは昨日をもって解散してしまいました。
彼ら5人が集まったパフォーマンスを見る機会が失われてしまったと思うと、本当に残念でなりません。
邦米映画音楽、古典ジャズ、ご当地の伝統音楽から演歌までもカバーし、かつオリジナル曲を数多世に送り出したPE'Zは、まさにインストバンドの隠れた金字塔でした。
「not JAZZ but PE'Z」の言葉が示す通り、ジャズというジャンルを超えた「ジャズロック」(ともまた少し違う気がするんですが)は彼らしかなしえない音楽でした。


ともあれ、PE'Zというバンドの最後の夜に同席することが出来たのは2015年最高の思い出のひとつになりました。
ちなみに昨夜のライブは2枚組のライブ音源CDとなって来年2月に発売されるみたいです。(譲歩告知では「まだ内容はシークレット」となっていましたが、帰り際に会場のスタッフの人が大声で言ってました)。
僕はクラウドファンディングという形で売られたライブ映像DVD(こちらは既に販売終了)も注文したので、それが届くまでは頭の中に残っている昨夜のライブ感を反芻していようと思います。