技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | |
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2013年7月26日〜7月29日に開催された公式Wifi大会「2013 Global Showdown」で使用したPTです。
ルールはペラップ以外全解禁の6→3シングル。
かつてないルールの大会に、普段シングルをやっているプレイヤーを中心にとても盛り上がりました。
今回は正直なところ、構築段階からの手抜き・失敗をしていたと言わざるを得ない結果になってしまったのですが、最後のWifi大会に出場した記念ということもあり、ブログに書いて記録したいと思います。
今回構築するにあたって、やはり一番考えなければならなかったのがアルセウスの対策でした。
剣の舞をされただけで命の珠神速で全抜きを確約してしまうのが非常に辛かったため、相手に積み技をためらわせる抑止力として変わり者メタモンを採用することを考えました。
また、禁止伝説枠として有力と考えたのがグラードンです。優秀な物理耐久からアルセウスの剣舞珠神速を耐えることが出来る上、特防寄りの種族値が多く、オリジンギラティナ、レックウザ、ホウオウをのぞき他の禁止伝説相手に、A150からの地震を打ち込める点を評価しました。
しかし自分はクリスマスカップで使った最遅グラードンしか個体を持っていなかったため、グラードンとの並びの相性が良く、トリル・三日月の舞からいわゆる「月光乱舞」戦術が使えるクレセリアとコンビを組ませることを考えました。
さらにもうひとつの勝ち筋として、相手がスカーフを持っていたときにもメタモンが確実に先手を取れるようにするために化身ボルトロスの悪戯心電磁波でアドバンテージを取ることを考えました。これにより、メタモンを控えにした状態での合法威張るが可能になる他、最遅のグラードンも相手を上から殴ることが出来るようになります。
さらに、禁止伝説解禁という特例的なルールでの環境メタとして、催眠対策が手薄になることを想定し、ポイヒキノガッサで相手を嵌められる機会が多くなるのではないかと考えました。
最後に、パーティにドラゴンがおらず、特殊アタッカーの欠如が目立つため、脅威のC170を誇るホワイトキュレムを採用し、パーティが決まりました。
次に個別解説です。
今回は正直なところ、学業等のプライベートが忙しく、個体を揃える時間がなかったため、ほとんどが流用個体となっています。
そのため特別な耐え調整などは行っていないものが多く、テンプレ配分が多いため、能力値と技、簡単な個別説明に留めます。
グラードン ひでり ラムのみ
ゆうかん 207-222-161-x-110-85
努力値:H252 A252 B4
じしん、いわなだれ、アームハンマー、ほえる
31-31-31-31-31-0の最遅個体です。
メインウエポンの地震、命中や麻痺との相性の良さを理由とした岩雪崩、トリルとの相性やノーマルアルセウスへの抜群を意識したアームハンマーを攻撃技に据え、ルギア、ギラティナの身代わり瞑想などで嵌められないために吠えるを持たせました。
今大会でグラードンが有力だという読みは間違いなく、多くの試合で活躍してくれました。
耐久をあげるためにはSに努力値を裂く余裕がないため、最速を取れない以上、S90という禁伝激戦区の種族値のグラードンでは最遅でも気になることはあまりありませんでした。
持ち物は、ヤミラミやギラティナから鬼火が飛んでくる可能性が非常に高いと踏んでラムの実としました。
ホワイトキュレム ターボブレイズ ドラゴンジュエル
おくびょう 201-x-110-222-120-161
努力値:C252 S252 H4
りゅうのはどう、りゅうせいぐん、れいとうビーム、クロスフレイム
特殊アタッカーのキュレム。オールスターカップの使い回しではありますが、技は変えてあります。
S95は禁伝戦では他より一歩抜け出したとても良いラインであるため最速です。
持ち物はハバンの実と非常に迷いましたが、ジュエル流星群で相手のカイオーガやアルセウスを吹き飛ばせる可能性がとても魅力的だったため、ドラゴンジュエルとしました。
アルセウスの剣舞球神速を耐えるラインまで耐久に回しても良かったかもしれません。
クレセリア ふゆう オボンのみ
ずぶとい 223-x-174-112-151-105
努力値:H220 B148 C136 D4
サイコキネシス、れいとうビーム、トリックルーム、みかづきのまい
流用のため、31-2-31-30-31-30のめざ炎個体です。
上述の通り、グラードンへの月光乱舞コンボや、トリルS逆転からのキノガッサへの繋ぎなどを狙っていたのですが、ほとんど出せる機会がなく、このポケモンが使い辛かったことは非常に誤算でした。
禁伝対策に、格闘の一般ポケも多くいるかと予想していたのですが、あまり数も見ませんでしたし……
全体で4回しか選出していない上、出した試合は全て負けています。
もっと上手く使ってあげられれば、というところだっただけに残念です。
ボルトロス(化身) いたずらごころ きあいのタスキ
おくびょう 155-x-90-177-100-179
努力値:C252 S252 H4
10まんボルト、あくのはどう、でんじは、いばる
流用のため、31-30-30-31-31-31のめざ氷個体です。
「こちらに分のあるズルをして勝つ」がコンセンプトのこのパーティの中で、間違いなくMVPのポケモンです。
8割近くの試合で先発し、タスキを盾にして場を引っかき回します。
全体的にSが遅めのパーティになってしまったため、こいつの電磁波が生死を分ける試合が数多くありました。
サブウエポンは今回のルール専用のメタで、ミュウツーを強く意識しています。
相手のミュウツー初手が多くなると踏んで、
(1) ボルトロスとミュウツーが対面
(2) ボルト電磁波、相手の攻撃をタスキで耐える(あわよくば麻痺バグ期待)
(3) 悪の波動で半分削れる。相手は約5割で麻痺怯みで動けない
(4) 楽しい!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
ということで、約5割でミュウツーを突破できるという寸法です。
もちろん突破できずとも、半分削れて麻痺したミュウツーを残せるので、後ろで煮るなり焼くなり料理できます。
また、タスキが残っている状態でアルセウスと対面した場合、後ろにメタモンがいれば、威張るを撃つことによって、
・混乱自傷を狙える
・相手も剣舞していた場合、A4段階UPを死にだしメタモンでコピーできる
・神速2回で突破されても、混乱状態のアルセにメタモンで上から神速を打ち込める
と、「分のあるズル」を仕掛けられます。
他にも、もちろん「電磁波+威張る混乱+悪の波動3割怯み」という鬼畜のごとき所業もできます。相手はまず動けませんし、ストレスゲージもマッハで溜まります。楽しい!(ry
ただ、もちろんラムミュウツーで分からされたり、一回もバグらずに分からされたりする試合もありました。が、そこを刺し引いても、悪戯心という壊れ特性の輝きを見せてくれたポケモンだったと思います。
個人的にはレパルガッサドーブル相手に威張る電磁波の運ゲー合戦で勝ってくれた試合が今大会のベストマッチでした(
キノガッサ ポイズンヒール どくどくだま
ようき 155-163-100-x-80-134
努力値:H156 A100 S252
キノコのほうし、きあいパンチ、ローキック、みがわり
テンプレ通りのポイヒガッサ。
ゴーストで完封されてしまいますが、もともと身代わり持ちが多いギラティナがいるパーティには出しづらいため、あまり気にはなりません。
自分が出すのをチキってしまったこともあり、回数はそれほど多くはありませんでしたが、きっちり催眠ループに嵌めて3タテをしてくれた試合もありました。
しかしやはり、
・身代わりルギア
・ギラティナ
・挑発ミュウツー
・神速アルセウス
と言った障害も多かったため、ルール上、それほど刺さっていたとは言えなかったかもしれません。
メタモン かわりもの こだわりスカーフ
なまいき 155-x-68-x-74-48
努力値:H252
へんしん、――、――、――
31-3-30-3-30-2のめざ岩個体です。
相手が強力なほど活躍の可能性が増えるメタモンくん。
自分が持っておらず悔しい思いをしたアルセウスに変身して相手をばっさばっさとなぎ倒してくれたときは、その ・〜・ ←こんな顔をしたアルセウス(たぶん)が本物の神に見えました……
相手がスカーフを持っていたときの同速ゲーも、自分が記憶する限り全て制してくれたので、本当に自覚のある子でした。
今回のパーティの反省点としては、「高速アタッカーの不在」が大きかったと思います。
グラードンの個体を甘えず、クレセリアの枠をミュウツーなどにしておけば……と思っています。
とは言え、この修羅環境の中でなかなかよく戦った方だと思います。
最後に、
本当に申し訳ございませんでした!! ゆるしてちょんまげ☆(・ω<)テヘペロ
【グローバルショーダウン選出率】