技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | |
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2013年3月22日〜3月25日に開催された公式Wifi大会「International Challenge March」で使用したPTです。
ルールは全国6→4ダブル。
普段シングル勢の自分には慣れないルールだったのですが、最近の世界大会では専らこのルールが採用されているということで、手を出してみました。
が、やはり未経験のルールに挑戦するのは難しく、構築・プレイングともにだいぶ苦労してしまいました。
「INC January」のときに使用したパーティーを若干改良し、今回も使いました。
構築に一区切りつき、そこそこの成績を残すことができたということで、ブログで公開することにします。
ダブル初心者が扱いやすい構築として、シングルでのその強さを身に染みて感じているニョロトノ+キングドラの軸で構築を進めることにしました。
この2匹の軸に、ダブルバトルで猛威を振るう化身ボルトロスをはじめとした電気タイプに隙を見せないように、避雷針ライチュウを組み込みました。可愛いです。
さらに、ダブルでボルトロスと並んで強力な、クレセリアとバンギラスの2匹に打点を持て、さらに優秀な特性の威嚇を持つズルズキンを採用。
ここまでで4匹が決まっていますが、INC Januaryの当初は、ここに雨ミラーを意識したナットレイと、足の速いスカーフ霊獣ランドロスを使っていました。
しかし、そのパーティーでは相手のカポエラーを初めとした格闘ポケモンが非常に重く、あまり良い成績を残すことができませんでした。
そこで今回は、雨を見つつ格闘も受けられるモロバレルと、対カポエラー、対モロバレルが嫌い過ぎるが故に発案されたエスパージュエル持ちのメタグロスを採用しています。
これで6匹が揃いました。トノ・グドラ・ライチュウの並びはなかなかお気に入りです。
それでは以下、個別解説です。
■ ニョロトノ あめふらし オボンのみ
ひかえめ 195-x-103-134-132-94
努力値:H236 B60 C92 D92 S28
ねっとう、れいとうビーム、ほろびのうた、まもる
配分はトルン息しトルン?様を参考にさせて頂きました。
雨下で火傷も狙える単体攻撃技の熱湯、相手のドラゴンやボルトトルネランドのおっさん達に打つ冷凍ビーム、さらにいわゆる「デスラッキー」等の戦術に対抗するための滅びの歌の構成です。
参考元では持ち物をソクノの実としていますが、試運転のダブルレートであまり発動の機会がなかったので、汎用性のあるオボンの実を持たせました。
滅びの歌は、こちらが3体以上残っている状態で相手の耐久ポケモン(クレセリア、ナットレイ等)を残し、守るや身代わりなどでターン数を凌いで強引に勝ちを拾うことができるため、シングルよりも凶悪な技であると感じました。
また、このパーティーはヌケニンへの打点がズルズキンの噛み砕くしかないので、一度だけヌケニンを滅びで倒すということもしました。デスラッキーには一度も当たりませんでした。
■ キングドラ すいすい ドラゴンジュエル
ひかえめ 151-x-115-126-115-137
努力値:C252 S252 H4
だくりゅう、りゅうせいぐん、みがわり、まもる
- CSぶっぱ
- 流星群でH157-D127ウォッシュロトムを乱数1発(12/16)
技構成は上記のブログ様を同じく参考にしています。
性格を控え目にした理由は、シングルでの眼鏡グドラの波乗りに慣れすぎていて、臆病では火力不足を感じるのではないかと思ったからです。
結果的に控えめでよかった場面も多かったですが、トノグドラミラーになった場合に臆病にしておけばよかった…という場面もなくはありませんでした。
身代わりは前述したように、滅びの歌との相性がよいだけでなく、相手の電磁波等を躱したり、他方への集中を読んで次のターンまで身代わりを残す、ということが出来る器用な技でした。
■ ライチュウ ひらいしん きあいのタスキ
おくびょう 167-99-75-110-101-167
努力値:H252 S252 D4
かみなり、フェイント、アンコール、まもる
努力値配分は、タスキを持たせたこともあり、特に何も考えずにHSとしています。
アンコールを先制で打てる相手を少しでも増やすために最速としました。
あまり種族値も高くないライチュウくんですが、トノグドラをボルトロス等で見ている相手には想定以上の活躍をしてくれました。
場にいるときだけではなく、控えにいるだけでも相手の電気技(電磁波も)を躊躇させることができるのはとても強力です。
技に関して、先制技のフェイントを採用しましたが、ここは猫騙しでも良かったかもしれません。
■ モロバレル さいせいりょく くろいヘドロ
おだやか 221-x-113-105-121-50
努力値:H252 B180 D76
ギガドレイン、キノコのほうし、いかりのこな、まもる
ダンシング・キノコ。
育成の時間がなかったため、オールスターカップのときの個体を使い回しました。
することは至って単純なサポート、および相手の水タイプへの打点です。
弱点を突かれやすいニョロトノやズルズキンの隣で怒りの粉をしているだけの簡単なお仕事でした。
■ ズルズキン いかく ラムのみ
しんちょう 172-133-140-x-149-83
努力値:H252 A180 B36 D4 S36
ドレインパンチ、かみくだく、ねこだまし、みきり
- 噛み砕くでH155-B101ラティオスを確定2発
- 噛み砕くでH227-B189(B特化)クレセリアを乱数3発
- 威嚇込みでA171珠ゴウカザルのインファイト耐え
- C182眼鏡ラティオスの流星群耐え
- S4振りバンギラス抜き
先発で威嚇を入れてからの猫騙しから、相手のバンギラス、クレセリア、ラティオスへの打点など幅広く活躍してくれたポケモン。
A種族値は高くないため、あまり努力値を裂けなかったこともあって火力には悩まされましたが、もともと相手を一発で持って行く!というポケモンではないので良いかな、と。
威嚇や猫騙しがあるため、先発で出して一度引いて終盤でまた出して…という使い方も多かったです。
持ち物のラムの実は、ブルンゲルの鬼火や、熱湯による火傷を嫌ってのものですが、催眠や電磁波を一度無効化したりとだいぶ活躍してくれました。
やはりダブルではラム持ちを一体入れておきたいですね。
■ メタグロス クリアボディ エスパージュエル
いじっぱり 187-178-151-x-135-91
努力値:H252 A52 B4 D196 S4
コメットパンチ、しねんのずつき、じしん、まもる
- ジュエル思念でH157-B141カポエラー確定1発
- ジュエル思念でH218-B119モロバレル乱数1発 (53.09%)
- C182眼鏡ラティオスの流星群を最高乱数以外2耐え
- A116カポエラーのジュエルインファイト耐え
憎いカポエラーの威嚇を無効にしながらジュエル思念で吹っ飛ばすメタグロスくん。
ユキノオーやバンギラスに刺さるコメパンと、もうひとつの枠は悩みましたが地震を採用しました。
相手の(浮いていない)電気や炎に安定した打点を持てると考えたためです。
しかし、こちらに浮いているポケモンがいなかったこともあり、なかなか打ちづらい技ではありました。バレットパンチや冷凍パンチでもよかったかもしれません。
問題になったのは、コメパンと思念の命中率。どうやら自分が使っていたグロスは近視のようで、平気で技の2連外しを何度も見せてくれました。あまりの芸人っぷりに一度は煮て食われるところでしたが、やはりこのポケモンなしにこのパーティーなし、という今回の立役者であることは間違いありません。
INC Marchでは勝率72%の最終レート1668でした。(が、切断率高くて除外されるかも)
海外勢多数参戦の大会とは言え、勝率7割を達成できたので、比較的ダブルにも慣れてきたかなという感触です。
パーティーを回していて思ったのは、やはり全体的な種族値の足りなさ。
雨パでは陥りがちなジレンマですが、やはり平均合計種族値511だと、ボルトクレセバンギグロス〜みたいな相手にはどうしても数値負けしがちでした。
これからもダブルのWi-Fi大会がいくつか続きますが、時間があれば新しいパーティーを組んでみたいですね!
【先発例】
(1) ニョロトノ、キングドラ
基本選出。相手に天候ポケモンがおらず、序盤から雨天候を取っておいた方が良いと思われる場合等に。
基本的すぎるが故に、ほとんどの相手からメタられるため、高レートの相手には投げづらい。
(2) ズルズキン、メタグロス
ニョロトノを後出ししたい場合。相手にカポエラーやモロバレルがいる場合は、メタグロスのジュエル思念で早めに処理しておきたいため、猫騙し持ちのズルズキンと共に選出する場合が多かった。
(3) ニョロトノ、ズルズキン
キングドラを後出しして、濁流で「後片付け」的な役割として使いたい場合。
相手が電気ポケモンを選出してきた場合は、控えにライチュウがいれば猫騙しや守るを挟みつつアドを取っていける。
【INC March選出率】