ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

SH-12C(AQUOS PHONE)の充電不良についての考察

自分が2011年6月から使用している携帯(スマートフォン)のSH-12Cが昨日、充電器をmicroUSBに差し込んでも反応せず充電できないというトラブルに見舞われました。
今日ドコモショップで対応してもらい、ドコモの保険に入っていたため本体を新品と交換してもらうことになりました(有料)が、自分なりに原因を考えてみたので記事にします。

自分の症状は、「ある特定の充電器でだけ充電ができ、他の充電器では充電できない」というものです。
どう考えても充電器側の不調ではないはずなのに、類似の症状でお困りの方がいらっしゃっいましたら、ぜひ参考にしてください。


まず、昨年の春モデルという少し古い機種のSH-12Cですが、充電に関するトラブルは多数起きているようで、特にmicroUSBの端子部分に関しては「本体の不良」として認められるほどのもののようです。

参考:価格.com 『充電不良の件の原因の共有』のクチコミ掲示
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000250192/SortID=14528583/

あくまで「口コミ情報」なので、全て信用するのもはばかられますが、上のページから引用すると、

充電の端子部分に不良があり、充電を繰り返すことにより金属部分が剥がれ接触が悪くなり充電ができなく事象が生じることがわかっている。

という不良により、充電を繰り返すことによって充電不良が起こる欠陥があると記されています。

問題なのはここからで、自分の場合、FOMAの充電器を変換アダプタを利用して使用している充電器(純正)と、eneloopのモバブに付属されていた充電器(非純正)の2種類で充電が出来ないことを確かめた末、本体の端子の問題だろうと検討をつけてドコモショップに駆け込みました。

ところが、ドコモショップに置いてあった充電器で試してみたところ、なんと充電ができたのです。
しかし、ドコモショップにあるFOMA充電器の変換アダプタを利用した充電器(自宅にあるものと同じ型のもの)で再度試したところ、やはりこちらでは充電できず。

まとめると、3種類の異なる充電器に対して、
(1) FOMA 充電microUSB変換アダプタ → 充電不可
(2) Panasoniceneloop付属品の充電器 → 充電不可
(3) docomo純正ACアダプタ → 充電可能
という結果でした。

店舗ではお店の方も原因が分からないということで、交換品が来るまでの繋ぎということで、唯一充電が可能だった(3)のACアダプタを貸して頂きました。

さて、上記3種類の充電器の違いは何なのでしょうか?
一見、microUSB端子に差し込む部分の形状はどれも非常に似ており、差はないように見えます。
しかし、3種類の充電器のプラグ部分をよく見ると、わずかな違いがあることに気づきました。
(写真1)
端子の先の金属部分に線状の突起のようなものがあるのがお分かり頂けるでしょうか。(汚い指なのはご愛嬌)
この突起の形状が、(1)は3本、(2)と(3)は2本になっています。
さらに(2)と(3)でも、(3)よりも(2)の方が線の間隔が広くなっています。

結論を言えば、原因は先の口コミサイトにあったように、毎日充電のためにプラグを抜き差しするうちに、写真1にある線状の突起によって本体端子の金属部分が削れたことであると考えられます。

では何故、(1)と(2)では充電できず、(3)では充電できたのか?
それは、(1)のプラグと(3)のプラグを並べてみると分かりました。
(写真2)
自分は日頃、(1)の充電器をメインに使用していました。
そのため、microUSB端子部分の金属は、(1)のプラグにある3本線の突起の形に削れてしまったと考えられます。
ここで(1)と(3)のプラグの突起を比べてみると、(3)の突起部分は、(1)の突起がない部分と綺麗に重なっていることが分かります。
つまり、(3)の充電器の突起部分が、本体端子のまだ削れていない部分にちょうど触れる形になり、電流が流れることが出来たため、充電できたというわけです。

写真はアップしませんが、(2)の突起部分と(1)の突起部分はほとんど重なる位置にあり、(2)の端子の突起では、端子の削れた部分が影響して電流が流れなかったと想像できます。


結局、充電器のプラグの微妙な形状の違いにより、充電できたりできなかったりしたわけですね。
長い期間の使用により、一度本体の端子が削れてしまった場合は、microUSB端子部分を交換修理してもらうしか直す手段はないと思います。
今回の(3)の充電器のように、削れていない部分をうまく使えるものが見つかったとしても、同じように充電できなくなるのは時間の問題であると考えられるため、修理に出すのが最善手だと思います。


最後に、今回の記事で自分はドコモやシャープにクレームをつけるようなつもりは毛頭ありません。
むしろ、ドコモショップでは店員さんに懇切丁寧に対応して頂き、大変感謝しています。
SH-12Cで多発している症状のようなので、自分と同じことでお困りの方がGoogle検索等でこの記事に辿り着いた時に参考にして頂きたい、と思い、執筆しました。
どこかで何かのお役に立てれば光栄です。