技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 備考 | |
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BW2が発売して少しした時期〜最近までシングルレートで使っていた構築です。
構築のスタートは、BW2でファイヤーが暴風を覚えたというニュースを聞いたこと。
いままで「にらみつけるw」と言われていたファイヤーさんが名誉挽回する時がきた!!というわけで、雨パに手を出してみようと考えました。
炎・飛行というタイプは大流行中のキノガッサに強いと思い、スカーフ寝言ファイヤーから考え始め、雨の軸はやはり定番のニョロトノ・キングドラが一番強いということで決定。
さらに、対電気の通りの良さを防ぐため、現環境のメタとして優秀なマンムーを採用。
加えて、相手との雨ミラーが辛すぎたこと、対スイクンが辛いことを考え、ナットレイを採用。
そして最後の1枠はかなり悩み、二転三転しました。コバルオン→ランクルスと試してみて、結局はソーナンスに落ち着きました。使い方を間違えなければ、安全に1対1交換ができる優秀なポケモンですね。
というわけで6匹がそろったわけです。準伝・600属がファイヤーさんだけという素敵なパーティーになりました。高種族値のポケモンをあまり入れずに組めるのも、雨パの特徴ですね。
それでは個別解説です。
■ ニョロトノ あめふらし カゴのみ
ずぶとい 197-x-123-118-124-95
努力値:H252 B132 C60 D28 S36
なみのり、れいとうビーム、ほろびのうた、ねむる
百花繚乱(´∀`)様の配分を参考にさせて頂きました。詳しい調整先などはリンク先をご覧ください。
雨パを組むにあたって、物理耐性がないことが気になったので、HBニョロトノの良い配分を探してパクらせて参考にさせて頂きました。
眠るニョロトノは、残りHP僅かなニョロトノに対して安定行動を取ってくる相手に一泡吹かせることが出来るため、重宝する場面は多かったです。
滅びの歌はラッキーやノイクンのことを考えると特殊メインになりがちな雨では必須級の技だと思います。
雨パのスタンダードは脱出トノになりつつあるようですね。脱出タイプの雨も使ってみたいところです。
ちなみにニョロトノは♀派。
■ キングドラ すいすい こだわりメガネ
ひかえめ 151-x-115-160-116-137
努力値:H4 C244 D4 S252 余り4
ハイドロポンプ、りゅうせいぐん、なみのり、りゅうのはどう
- D>B(DL対策)、地球投げ3耐え
- 雨波乗りでH167-D101ボルトロス確定1発
- 雨波乗りでH209-D106ガブリアス乱数1発
- 流星群でH167-D120カイリュー マルスケ込み乱数1発 (確率 68.8%)
おそらく最も有名な調整の雨眼鏡グドラ。とにかく火力を重視して、控えめで採用。
トノグドラ選出の場合、最もシンプルかつ強い勝ち筋は「ニョロトノ+1匹で相手を掻き乱し、雨眼鏡グドラの波乗りが一貫する状況を作る」ことにあると思います。
時にはドロポンを使わざるを得ない場面もありますが、やはり命中安定の波乗りを連打できる場面を作ってしまうと本当に強い。正直、ドロポン、流星群は出来れば使いたくない技です。
トノグドラミラーになってしまった場合、相手の臆病キングドラが怖いため、あまり準速同士の同速対決には期待しすぎないように気をつけました。
■ ファイヤー プレッシャー こだわりスカーフ
おくびょう 167-107-142-153-106-146
努力値:H12 B252 C60 D4 S180
だいもんじ、ぼうふう、とんぼがえり、ねごと
雨パを使おうと思ったきっかけになったのが、BW2で暴風を習得し、若干強化されたコイツ。
雨構築に必要な炎枠としての採用です。
これまではウルガモスの陰に埋もれがちでしたが、雨下での必中タイプ一致暴風を手に入れ、一気に差別化されました。
さらに最近大流行中のキノガッサを強く意識し、Bに偏った振り方としました。
使ってみて思ったのは、プレッシャーという特性の強さ。上手く回すことによって、相手のPP8技を枯らして勝つことが出来た試合も多かったです。
対格闘も請け負っていますが、ローブシンなどは最近雷パンチを習得しているので注意が必要。
トノグドラ+ファイヤーという選出が出来ないことも多く、命中70の暴風を祈りながら撃たざるを得ない場面もあったため、そのあたりは改良が必要ですね。
メインウエポンが命中不安技しかないため、大文字→火炎放射でも良かったかもしれませんが、あまりCに振っていないので火力は心配なところです。
■ ソーナンス かげふみ オボンのみ
ずぶとい 284-x-121-x-92-53
努力値:H148 B252 D108
カウンター、ミラーコート、みちづれ、アンコール
- H16n-4
- 鉢巻きA175ガブリアスの逆鱗をオボン込みで2耐え
トノグドラによくいるテンプレソーナンス。
特に説明するまでもないでしょう。パーティー全体が苦手な対格闘に後出しができ、確実に1対1で処理します。
また、ニョロトノの滅びの歌から影踏みにつなぐコンボで面倒な相手の処理も担当。
ナンスの基本は初手アンコール。積み技をアンコできたら交代、殴ってきたら対応するカウンター・ミラーコートで反撃、です。
神秘の守りを入れているナンスもいますが、今回はこの基本型。道連れを使う機会が意外と少なかったため、この枠を神秘にしてもよかったかもしれません。
■ マンムー あついしぼう きあいのタスキ
ようき 185-182-101-x-80-145
努力値:A252 S252 B4
じしん、つららばり、こおりのつぶて、ステルスロック
最近大流行のマンムー。やはりボルトロスやキをノガッサに強い駒であることが大きいのでしょう。
タスキを持たせてステロを撒きやすくする、テンプレですね。
こいつを先発にすることがとにかく安定するため、鉢巻き二度蹴りテラキオンなどを誘いやすい部分もあります。初手でテラキと対面したら要注意です。ナンスに引けば安心して処理できるので、タスキを過信してあまり冒険しすぎないことも重要ですね。
夢特性の厚い脂肪にすることで、パルシェンの氷柱針を耐えることが出来るようになります。逆に言うと、タスキがあれば脂肪するメリットはそれくらいですかね;
一応、「電気技+めざ氷」がウエポンの電気タイプに強くなるというメリットもあります。
今はキノガッサが多いので、陽気最速が基本でしょう。スカーフガッサは知らん;
■ ナットレイ てつのトゲ たべのこし
なまいき 181-122-162-75-165-22
努力値:H252 A60 B84 C4 D108
タネマシンガン、ジャイロボール、かみなり、やどりぎのタネ
配分はポケモン復帰勢様を参考にさせて頂きました。
ノイクンなどの身代わりゲーを対策するためのタネガンナットレイ。
しかし熱湯で機能停止することが多く、ノイクン対策にはもっと他の策を講じる必要があると強く感じました。
また、最遅ジャイロ型にすることで、ワンポイントとして特殊技の雷を採用。
主にパーティー全体としてギャラが非常に重かったために入れた技ですが、雨下では必中になるため小さくなるスターミー・フワライドの対策にもなる他、ドヤ顔でナットを止めにきたエアームドを驚かせることができるなど、使う機会は予想以上に多かったです。火傷した後に麻痺狙いで連打することもできます。
こいつを使うとPP枯らし合いになるなど、泥試合も多かったですが仕方ないですね。PP合戦も意識して、タネガンのPPも48にしておくことをオススメします。48あると対プレッシャーでも気兼ねなく連打できます。
■ 選出例
(1) マンムー、ニョロトノ、キングドラ
基本選出。マンムーでステロを撒き、鋼・竜を駆逐しつつ、相手の炎・物理格闘をニョロトノで受けつつ雨を降らし、最終的にキングドラが波乗り連打できる状況を作る。
(2) (or) マンムー、ナットレイ、ファイヤー (orソーナンス)
トノグドラ軸が辛そうな場合はそれ以外の4匹で回す。岩技を持っていそうな格闘がいる場合はファイヤーではなくソーナンスを選出。ファイヤーが相手の格闘に暴風を当てられれば勝てるが、外すと負けるので安定はしない。
(3) マンムー、ニョロトノ、ソーナンス
相手のパーティー的にマンムーが刺さっているが、1匹だけで多数を相手にしようとするとマンムーが過労死してしまいそうな場合にはこの選出。
相手がマンムー対策にスイクン等を入れた対面構築の場合も有効で、滅びナンスでマンムー対策を処理しつつ、最終的にマンムーが暴れられるようにする。
マンムーの襷をいかに大事にできるかがポイント。
(4) ニョロトノ、キングドラ、ナットレイ
雨ミラーに対し、強引にこちらも雨選出をしていく場合。ナットレイを大切に使いたい。
雨ミラーの状況でピングドラ選出をしてみたりもしたが、やはり眼鏡グドラは雨が降っていないと強さが半減する。
使ってみての感想は、やはり雨は強いが他天候とのミラーが若干キツイ。
命中不安技のおかげで勝率が安定しないのは宿命ですね;