ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

2024年シーズン楽天イーグルス観戦記


楽天イーグルスの2024年シーズンが終わりました。



はじめに

2024年レギュラーシーズンの成績は、67勝72敗3分4位という結果になりました。
近年の定位置である4位。これが現実の実力を反映した順位と言われれば納得です。

今江新監督の下、球団創設20周年のシーズンを戦うことになったイーグルス
オフシーズンに某楽ショックがあったり、まっちゃんのMLB移籍があったりで、野球解説者(笑)の順位予想(笑)では軒並み最下位予想……。まぁ、あんなの鉛筆転がして書いてるでしょうし、セ・リーグしか見てないだろというような老人の下馬評など聞くに値しないわけですが、それにしても逆風の中スタートしたシーズンでした。
ポジティブな話題としては、やはり球団初の交流戦優勝!個人的には大した重きを置いていないタイトルではあったものの、獲得したらしたで嬉しいものでした。

で、肝心の今江監督は…、うん……
僕が期待していたのは「今季は今江監督の成長物語になる」ことでした。シーズン終盤になって、采配やチームマネジメント力が成長し、来季に繋げてくれれば良いなと。……それがまさか、シーズン通して1ミリも成長も後退もしないとはね………
来季に関して思うところは、頼むから、監督を補佐するブレーンをベンチに置いてほしいです。HCでも、打撃・投手コーチが実質的な采配を担うパターンでも良いので。

今季の明るい材料としては、

  • 早川、エースの自覚で覚醒!
  • 則本セーブ王獲得!
  • 辰己小郷村林がチームの主軸に!

といったあたりでしょうかね。
特に、則本の守護神配置展開は、色々な意味で成功と言って良いのではないでしょうか。最多セーブ獲得という則本本人の戦績はもちろんのこと、これまで君臨していた則本の実績・性格があまりに偉大すぎて世代交代できていなかった「エース」の座を、早川が自覚十分で掴み取りにきてくれたことが嬉しかったです。ノリさんは、終盤は見るからにバテていたので、そのあたりのペース配分を踏まえて来季も9回のマウンドに上がってほしいと思っています。


現地観戦記録

観戦した試合の記録です。
文章は、観戦直後にメモしていたものを、少し手直しした上で掲載しています。
(後日記)はシーズン終了後に書き足した一言です。


4月28日(日) 対千葉ロッテマリーンズ

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3
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x
10

Eagles 1 - 10 Marines
勝: 小島, 負: 瀧中

先発マリン瀧中、相手は小島という、前日時点で結果が見えていた試合に、ある意味気楽な気持ちで来場。
結果は、瀧中がボコボコにされ(3回5失点、事前防御率が14点台だったので、ほぼ期待値通り)、ポランコに本塁打を打たれ、小島に抑えられる、という想定事項が全て発生する酷い試合に。よくぞここまで期待を裏切らずにやるもんだ。
久々に先発した移籍組の山田遥楓も2打席連続三球三振。素人目に見てもバットに掠る気もせず、見ていて気の毒になるくらいだった。
首脳陣の選手起用勘のなさに閉口するしかない試合だった。

(後日記)この「首脳陣の選手起用勘のなさ」がシーズン最後まで続くことになるとはね…(げっそり)


5月3日(金) 対千葉ロッテマリーンズ

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1
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1
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6
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12

Eagles 12 - 1 Marines
勝: 早川, 負: 西野

先発は早川。前回登板で打ち込まれ、バッテリーを組んだ太田のリードに苦言を呈したとも取れる発言をしてファンを騒がせてしまっていた。この日も女房役は太田。初回から危なげない立ち上がりでアウトを積み重ね、外からの雑音を払拭するようなピッチング。試合後の記事によると、前回登板後、早川から太田に頭を下げて謝り、2人で配球の意思を擦り合わせるミーティングをしたのだとか。
打っては打線が爆発! 序盤に4得点、中盤に浅村の2ラン本塁打、終盤に6点のビッグイニングという理想的な展開。
そして早川は110球投げていた9回もマウンドに上がり、1失点完投勝利。2安打3打点をあげた太田と2人で上がったお立ち台は感動的だった( ;∀;) イイハナシダナー
しかし打ちすぎて明日以降の分も点をとってしまったのではないかと心配です…。

(後日記)2人が喧嘩(?)したときは、正直どうなのよと思ったのですが、2人とも誠実に収めたのでめでたしめでたし。早川って根っから真面目なんだなと思いました。


5月4日(土) 対千葉ロッテマリーンズ

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2
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2
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0

Eagles 0 - 2 Marines
勝: 岩下, 負: 内, S: 益田

嫌な予感的中…。
先発内とメルセデスの投げ合いは、両チーム共にスコアボードにたこ焼きが並ぶ展開。相手の再三ん攻守にも阻まれる不運があったとは言え、先週も押さえ込まれた相手投手を捉えきれず。
素晴らしい投球を続けていた内だったが、100球を超えた8回に、相手ソトからツーランを浴びて無念の降板。しかし、エースの道を歩む内には必要な続投だったと思う。
何にせよ、前日に打ちすぎたんや。今度から、翌日も試合があるときは、ほとほどにしとこう…。

(後日記)なお「2桁得点翌日のジンクス」は最後まで続いた模様……


5月5日(日) 対千葉ロッテマリーンズ

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1
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0
0
1

Eagles 1 - 4 Marines
勝: 小島, 負: 岸

先発岸が毎回先頭打者を出す苦しい投球に。守備が長く攻撃が短い展開になってしまう。
野手では石原が孤軍奮闘。第2号本塁打を含む3安打猛打賞、守っては盗塁阻止に牽制にと大活躍! 太田には負けられない、という正捕手争いが熱を帯びてきた。
しかし試合の方は、天敵小島に完投負け。一昨日12点とった人たちがこの2戦では左腕相手に猫のようにおとなしくなって1点も取れず。最大の見どころは、夢グループ社長の始球式だったな…。

(後日記)夢グループ社長が福島出身ということに気づいてしまった球団スタッフの謎采配だけが光った試合。


5月30日(木) 対横浜DeNAベイスターズ

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1
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3
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5

Eagles 6 - 5 Baystars
勝: 藤井, 負: 石田健, S: 則本

自分が見に行くと大味な試合になることが多い気がする、魔境ハマスタ
この日も試合は、村林のソロ本塁打から幕を開ける。先発の藤井は、藤井らしく(?)ヒットを打たれながら、走者を溜めながらも、試合は壊さずに5回まで投げる。
その後、楽天打線が奇跡的に繋がって、一時4点リードで快勝ムードか…と思いきや、勝ち展開で起用された弓削が、宮崎に3ラン本塁打を許して1点差に。しかしその後は勝ちパターンの投手で繋いで、最後は最強クローザー則本が抑えて勝利! 則本のセーブも初めて現地で見られてよかったなー。

(後日記)この頃の藤井は「なぜか勝ってる」という印象でしたね。まさか2桁勝利するとは。


8月13日(火) 対横浜DeNAベイスターズ(二軍戦)

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0
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3

Eagles 1 - 3 Baystars
勝: 濵口, 負: 古賀, S: 三嶋

田中将大が公式戦復帰登板をするということで、二軍戦を見に追浜まで行く。
お盆休み期間ということもあり、1000人を超える観客。しかし直射日光ガンガンの客席で暑かった…。ペットボトル3本持っていったけど、全部飲み切った。外の売店でアイスやかき氷も売っていたのでこれは助かった。
田中は2回1/3を被安打1無失点、事前に報道されていた予定通りの44球で交代。まだまだ一軍に上がれる出力ではないようだったけど、復帰へ向かっていることにまず安心。
この日のメンバーは、イーグルス側は岡島・島内・伊藤裕季也、ベイスターズ側は筒香・度会・伊藤光…と二軍戦とは思えない豪華メンバー。試合は敗戦だったけど、まぁ二軍戦なので勝敗は別にね。

(後日記)マー君も、もう一花咲かせてほしいのですけどねぇ。


8月17日(土) 対埼玉西武ライオンズ

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4

Eagles 4 - 11 Lions
勝: 今井, 負: 古謝

前日が台風の影響で中止となり、お盆休み唯一の帰省観戦ということに。
そんな試合だったが、先発古謝が初球で死球を与えたのから始まり、1回0/3でノックアウトされ、2回時点で11点取られるという残念すぎる試合展開に。今回登板から調整方法を変えたということだったけど…それが裏目に出たのだろうか。
相手先発の今井も調子が良くはなさそうだったが、さすがに序盤の11失点は重すぎた。鳴り物入りで最近一軍昇格した安田も3タコといいところ見せられず。調整登板で出てきた則本を見られただけよかったということにする。

(後日記)これだけボロ負けだと一緒に見に行った地元の友人とのお喋りに集中できてよかったですわ。


9月12日(木) 対埼玉西武ライオンズ

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3

Eagles 5 - 9 Lions
勝: 藤井, 負: 杉山

相手西武は順位が確定し、育成モードで高卒ルーキーがプロ初登板。ここを落とすわけにはいかないイーグルスは、緊張気味の相手先発エラーで1点を先制すると、4回に6得点のビッグイニングを作り大量リード。
先発藤井も、最後はガス欠気味ながら、6回0/3を3失点で9勝目。早川に続く二桁勝利に王手をかけた。
この日は休暇をとって、フィールドシートに2列目で観戦。平日の不人気カードだからか、1週間前でもこの席を取れたし、4列目くらいから後ろはガラガラだった。写真を撮るには素晴らしい席。イニング間の藤井のキャッチボールも目の前で見られて楽しかった。

(後日記)フィールドシートかなり楽しかったです。平日ナイターだったのでお値段も普通くらいでした。


9月22日(日) 対読売ジャイアンツ(二軍戦)

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1x
3

Eagles 2 - 3x Giants
勝: 田中, 負: 清宮

東京ドームでの二軍戦。年に一度らしい、かつ三連休中日ということで、二軍戦とは思えない人の入りだった。それでも自由席1000円だったから、この値段で東京ドームで野球見られるのはありがたい。
実は先発マー君を期待していたのだけど、道中に次週土曜の一軍戦で投げることが明らかに。この日の先発は大内だった。
試合は初回にお互いが1点ずつ取り合うも、そのあとは0更新。8回にイーグルスが相手のまさかの落球で勝ち越すも、9回に弓削がセーブ失敗で追いつかれ、延長11回に清宮が四球→バント処理悪送球で無死二三塁からサヨナラタイムリーを浴びて終戦。二軍戦で延長はダルいから、正直早く決めてくれーと思っていた。
しかし、今年2回も行っておいてなんだけど、二軍の投手はコントロール悪いから四球多くてあくびが出るし、勝ち負けもどっちでもいいから観戦に身が入らないしで、もう二軍戦は行かなくていいかなぁと思った。チケット安いから時間潰しにはなったけども。

(後日記)これが清宮を見る最後の姿でしたね。やはりプロは球速が速いだけでは難しいんだなぁと。


来季に向けて

というわけで、今季現地観戦は3勝4敗(二軍戦0勝2敗)でした。

ところで、来季からNPBの写真撮影ルール(一応Web魚拓)が大・大・大改悪されます。このルールに従うと「インプレー中の選手が写った写真」は、来季のこの観戦記録記事には掲載できないことになります。正直、これで写真モチベも観戦モチベも落ちそう…。NPBは解体せよ!

まぁ、チームの調子がよければ観戦モチベも上がるとは思うので、躍進に期待しましょう〜。
ほな、また…。