ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

長崎旅行 其の弐〜軍艦島・佐世保編〜


朝の港風景は良い。


てなわけで、前回に引き続き長崎観光記事その2は、まず、軍艦島周遊クルーズから!
通称軍艦島、正式名称端島(はしま)は、世界文化遺産にもなっている旧炭鉱の島。現在は無人島で、行政から許可された業者のツアーのみで上陸・見学できるようになっています。

ただ残念ながら、この日(というか、9月頭からこの日までずっと)は台風等の影響で見学通路の柵が取り外されていることから、上陸ができず…。周囲を船で一周するクルーズに形式が変更されました。
そのため(なのかどうか分かりませんが)、船はまず、軍艦島近くの有人島高島に立ち寄り、そこにある軍艦島のミニチュアと資料館で説明を受ける行程となりました。
(冒頭の写真も、高島入港時に船上から撮ったものです)




こちら、高島上陸から資料館へ向かう途中にいたニャン様。
この他にも、たくさん猫がいてお出迎えしていました。孤島の港にありがちな光景です。

…なお、この猫を見かけて「お!」と思って写真を撮ろうと2、3歩道を外れたら「別の場所には行かないでくださァい!!!!💢💢💢」とツアーの添乗員に怒鳴られました。そんな怒鳴らなくてもいいじゃんね。ふらっと他所にいく客が過去にいたから厳しいのかもしれないけどさ。
近頃の「添乗員付きツアーでなければ外国人観光客の入国は認めない、という対応を嫌がる外国人が多い」という話に、なんとなく共感してしまいました。




さて、気を取り直して、いよいよ軍艦島へ!




……うん、いい………

前述の高島でのミニチュアを使った説明の際、説明員さんが指示棒で島の周りを反時計回りに指して周遊を説明したため、船の左側の席に陣取ったところ、大正解でした。
周遊中は常に島が左側に見えているため、反対側に座っていたら残念なことになるところでした。あぶね〜。
(※上陸せず周遊の時のみの航路なのかもしれないので、くれぐれも状況に応じてご確認を)




上陸できないとわかったときは正直ちょっと残念だったのですが、行ってみると、周遊だけでも十分だったかも。
上陸と言っても、一部の見学ルートのみようですし。(またガイドに口うるさく怒鳴られたかもしれないし)

ちなみにこの日は、台風が過ぎ去ったことから、島では上陸受け入れ再開に向けた準備が進められており、作業員の方が手を振ってくれました。




……うん…さすがに絵になります………

ちなみに軍艦島の歴史(三菱が石炭採掘のために埋め立てて作った半分は人口の島で、奴隷労働にも近い仕事が行われていた)を聞いてしまうと、歴史に思いを馳せるというよりも、負の感情が…。
こんな狭い島でコミュニティが形成されていたという当時の生活を想像すると、ゾワゾワッとしてしまいました。そういう礎の上で、高度経済成長がなされたということなんでしょうね。




んで、話は変わり、
旅行3日目の最終日は、佐世保へ向かいました。
長崎市からバスで2時間弱ほど。結構な長旅です。

佐世保駅(JR最西端の駅だとか)から街と反対側に出ると、すぐに整備された港がありました。
ここがまた綺麗!
とにかく海が美しく、歩いているだけで気持ちよかったです。テラス席のあるスタバもあり、この日の最後、さすがに歩き疲れたので、空港行きのバスを待つ間はそこでのんびりしていました。最高でした。




それから、もちろん佐世保に来たら佐世保バーガーですよね。
……何が特別なのかよく分からなかったのは内緒。米軍の人が広めた本場アメリカ風バーガーらしいです。


佐世保市街地は、観光する場所はあまりありませんでした。住み良い地方都市という感じですね。
そこで、絶景が見られる展海峰という場所を目指してみることに。

…ただ、このアクセスがまた問題。
一応、バスがあるのですが、本数が少なく、たとえば13:41に展海峰に着いたら、帰りのバスは14:04に来てしまう(次となると2時間後)というダイヤ。
展海峰の次の九十九島観光公園というところが終点で、すぐ折り返してくるルートだからです。
滞在時間正味20分という厳しいタイムスケジュール。まぁ、バスではなく車で行く場所なんでしょうね。
しかし市街地にいてもそれ以上することがなかったため、自分の独断で全て決められる一人旅の良さを生かして行ってみることにしました。

これでイマイチだったらどうしよう…という一抹の不安を抱えて向かった展海峰は……




噂に違わぬ絶景でした!
往復1時間半、滞在20分弱でしたが、来てよかったと思える景色でしたね。






せっかくなので絶景をパノラマ写真で!横スクロールできます!
(PCならShift+ホイールでできるはず)

結局、行きのバスが遅れて、滞在時間は15分くらいしかありませんでした。
ここにバスで向かおうという猛者は、僕と、もう一人、ソロ旅行者のおばちゃんだけ。帰りのバスに乗るとき、おばちゃんと「ちょっと慌ただしいですよね(苦笑)」という話をしました。

後になって思えば、お昼前に佐世保バーガーをテイクアウトしてバスに乗り、九十九島観光公園でピクニックがてら昼食食べてのんびり→徒歩で展海峰に行く→2時間後の帰りのバスに乗車、というプランでも良かったかな?とも。(これで2時間潰せるかどうかは不明)
まぁ、素直にレンタカーで行けっていうことでしょうかね。


以上、長崎旅行の旅ログ記事でした!
来月から政府の観光キャンペーンが始まるとかなんとかですが、むしろ混む前に旅行できたのでよかったです。
やっぱ平日一人旅の気楽さはやめられない!
お天気にも恵まれ、良い旅行になりました。なお、日焼け対策を怠ったせいで、旅行後はおでこの薄皮が剥けて「海水浴に行った?」みたいな状態になりましたとさ。


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