2日目、快晴!
というわけで、
旅行記2日目は尾道に移動し、しまなみ海道が通る瀬戸内海の島々を巡ります。
それも、チャリで!!
ということで今回の相棒はこちら。しまなみレンタサイクルで借りたクロスバイクです。
まずはしまなみレンタサイクルの説明を。
尾道から今治まで、計5箇所の貸出ターミナルから借りられる、観光用のレンタサイクルです。
料金は1日2000円+保証料1100円(2021年10月時点)。返却ターミナルは13箇所あり、借りた場所以外で返す(いわゆる乗り捨て)場合は、保証料は返却されません。1100円は「乗り捨て料」と思えば良いでしょう。
尾道駅近くの貸出ターミナルは、朝7時にオープン。予約もできますが、利用日の4日前までに予約する必要があります。
僕は、予約せずに飛び込みで借りに行きました。
サイクリングは天気の問題もありますし、4日前に日程は確定できず。また平日の月曜日ということもあり、朝イチで行けば借りられるだろうと思ったためです。
結果、平日のほぼ7時ちょうどに向かうと、自分の他にお客さんは4~5人程度。無事、並べられた中で一番ピカピカの新しそうなクロスバイクを借りることができました。
慣れているチャリダーであれば1日で尾道→今治走破も可能だそうですが、ビギナーの自分は、一番栄えているらしい生口島をゴールに設定することにしました。
道中に写真を撮ることも目的に据えたサイクリングとしては、これがちょうどよかったです。
まずお天気……最の高!!
2泊3日の旅程で、最も時間がとれる2日目をしまなみサイクリングに当てるつもりでいながら、天気次第では変更もやむなし、という心算でいましたが、こうも完璧なコンディションに当たるとは。よく晴れていながら空気はカラッとしていて過ごしやすく、まさにサイクリング日和!でした。
1つ目の島、向島に到着し、少し走ると目の前には上の写真のような景色が。
思わず「おわ〜っ!これこれ〜!」と叫びたくなるような、美しく穏やかな瀬戸内の海です。
赤い橋は小さな離島、岩子島に通ずる「向島大橋」、その奥に見えるのが今回渡る「因島大橋」。
橋と共に、朝日に輝く水面を拝めて、朝イチの出発にした甲斐がありました。
こちらの島は、登り坂の険しい島中心部を横切るコースと、比較的平坦な西側海岸沿いを走るコースがあるようです。今回はイージーな方を選択。ただ、次の島へ渡る橋を一旦通り過ぎて寄り道をしました。
寄り道先のひとつは、大山神社。
はい、↑はワイです。
こちら、自転車神社として売り出しているだけあって、神社裏手の坂道から上がって、自転車と共にお参りすることができます。そして境内に入ると特に何も言っていないのに巫女さんが出てきて、写真を撮ってくれました。
親切だなぁと思いつつ、まんまと買うつもりのなかったおみくじを引いてしまったりしたので、巫女さんからはしめしめと思われていたことでしょう。
…しかしこれが悪夢の始まりでした。
結論から言えば、サイクリングでは、因島公園は目指さなくていいです。やめとけ、マジで。
ネットの記事を鵜呑みにした僕がアホだったわけですが、あれはチャリで行く場所でなかったようです。行くならドライブで行きましょう。途中からチャリを押して歩いて山を登りましたが、それでも死にそうになりました。
で、見られた景色が↑のもの。こうしてみると「いいじゃん!」という気もしますが…、実際は生い茂ってあまり整備されていない木々の隙間から眺める感じなので、死にそうになって山登りするほどのものではなかったです…
気を取り直して、この記事冒頭の写真の橋、生口橋を渡り、第3の島であり今回の目的地でもある生口島に到着!
橋を渡り終えた時点で、ちょうどお昼すぎ頃。生口島の定食屋さんであなご重を頂きました。
さて、生口島には、今回の3つの島の中で最も栄えた瀬戸田という町があり、観光する場所も多いです。
こちらの橋は「高根大橋」。レモン色が可愛いですね。
生口島はレモンを推しており、瀬戸田の商店街でのお店でレモンケーキを頂きました。おいCビタミンC。
こちら、びっくりするほど豪華絢爛。「なんで離島にこんな立派なお寺が!?」と驚きたくなるレベルです。
また、ここには、寺院のほかに……
こちらは特に晴れた青空の下によく映えるスポットということもあり、平日ながら若い人でそこそこ賑わっていました。
こちらの写真のほかにも、朱色が美しい本殿や、突然現れてギョッとする大きな観音様など、さすが入場料1400円取るだけのことはありました。
名前の通り、夕日の美しいスポットのようで、このような天気の日には、ぜひ訪れたかった場所です。
しかしここでひとつ問題が。
レンタサイクルの返却時間が、瀬戸田港または瀬戸田サンセットビーチの返却ターミナルは、17時。
そしてこの日の日没時刻は17時30分。
帰りのフェリーの最終便は、瀬戸田港から18時30分。
…ということで、「サンセットビーチにチャリを返す」→「17時半過ぎまで日没のビーチを撮る」→「サンセットビーチから瀬戸田港まで徒歩で帰る(所要時間40分)」→「瀬戸田港から18時半のフェリーで尾道に帰る」という選択をすることにしました。
この時点で正直足は相当キていましたが、気合いじゃ!ということで。
そして拝んだサンセットビーチの夕日は、本当に見事でした。
それにしても、お天気に恵まれたことは本当によかったなぁ。
秋晴れの心地よい空気の中、少し汗ばむくらいの運動量で走り抜けるしまなみ海道、素晴らしかったです。
次回3日目、尾道、「坂と港と時々にゃんこ編」に続く!