ぴえん🥺超えてぱおん🐘
少し前のことながら、カメラを持ってよこはま動物園ズーラシアに行ってきました。
6月に新しいカメラを購入し、ミラーレス機の目玉機能のひとつである瞳AFを活用できる場を探していたんですよね。
買ってすぐには水族館でお試ししたものの、やはり屋外で動物を撮りたい!ということで、神奈川県内の動物園を調べて、行ってみることに。
なお、首都圏の動物園の多くは、新型コロナ対策で事前予約制の入場制限を行っています。
東京都内の上野動物園や多摩動物園は、8月はほぼ全ての日程が埋まって予約不可の状況……
しかしズーラシアは現時点で、前日でも普通に予約可能なようです。
7月中旬のお天気の良い土曜日でしたが、広い園内では基本的に人との距離も保たれていました。レストランコーナー(テラス席もあります)や、一部屋内になっている人気動物エリアにさえ注意していれば、感染症リスクはそれほど高くないと感じました。
さて、ズーラシアに足を踏み入れてまず最初にお出迎えしてくれたのは、冒頭のゾウさんでした。
前述の通り、他の人気動物園と比べて事前予約も格段に取りやすかったため、「まぁ、基本子供向けで、そこまでの動物園ではないんでしょ?」と正直なところあまり期待していなかったのですが、初っ端からのめちゃくちゃ近距離を歩くゾウさんによるグリーティングに、僕の悪い予想は完全に裏切られました! 一番最初にこれはなかなかインパクトがあります。
しかもこのゾウさん、子供の前まで歩いてやってきたり、長い鼻を使って土を体にかけるアピールをしたりと、完全に裏で人がリモコン操作しているムーブで驚きました。
まずはレッサーパンダ氏。
ニンゲンに媚びまくった愛くるしい姿は、まさに人気動物界のカースト上位、ルックス勝ち組を想起させます。
ちなみにこの日は、半屋内状態となったブースの中のガラス越しにいたので撮るのはなかなか高難度でした。
と言うのも、僕が訪れたときは柵からかなり離れた日陰でぐだーっと昼寝をしていたのですが、なんとこのお方、子供がガラス窓のところにやってくると、「しかたねぇなぁ」と言わんばかりに立ち上がって歩き出し、ガラス窓に向かって「グオオオオ!!」と思い切り咆吼したのです!(この写真は、近づいてきた際に慌ててシャッターを切ったもの)
いや…サービスが良すぎて逆に不安になるわ……
ちなみに、その子供が大喜びして去っていった後は、元の日陰に戻ってまた昼寝を始めました。こいつ…明らかに分かってやっていやがるぜ……
どの種にも共通して、暑い夏の日は動物たちも日陰でじっとしていることが多いため、光の当たり方がよろしくなく、写真を撮るには少々難しいコンディションであるとも感じました。
動物園のお客さんは、基本的に小さい子供連れファミリーか、立派な機材を抱えたカメラクラスタのどちらかですね。…カップルを自動でマスクするスマート眼鏡を掛けていったので(嘘)、それしか見えなかったのかもしれませんが。
ここも半屋内スペースだったので、照明の反射が…ムズかった…。
さすがの彼・彼女らも、このファッキン・ホットなジャパンのサマーに走り回る元気はなかったようです。
写真映えする彼らですが、実際によく見るとお尻の姿がエグいのと、う○こをガラス窓の向こう側になすりつけていた光景が若干トラウマになりそう。
しかし、こうしてまじまじと見ると本当に凄い柄ですよね。この柄になった初期には他の種の動物から、「いやキミら、その派手柄ってサバンナ舐めてんの?w」とイキられていそうです。それでも長い歴史、この姿で生き抜いてきているのですから凄いものです。イキり倒していた奴らも手の平を返していることでしょう。
というわけで、十年以上ぶりに訪れた動物園、事前の期待を遙かに超えて、かなり楽しんでしまいました!
大人になってから訪れる動物園は、子供の頃に身につけてきた「常識」を一旦リセットして、「そう言われてみると動物って凄いな」と思える良い機会を与えてくれました。
そして当初の目的であった瞳AFの試写もバッチリ。
冒頭のゾウさんのつぶらな瞳から、チンパンジーの間近で光る瞳まで、かなりの動物をうまく捉えてくれました。
目に引っかからない場合でも、動物のボディを捉えてくれるので、やはり動きのあるものをAFで捕捉する際、自分でフォーカスエリアを動かしたり置きピンしたりしなくて良いというのは物凄く便利でした。
初めて瞳AF機能付きのカメラを買って試したい!という方には、動物園は非常にオススメできるスポットでした。
新コロ対策をした上で訪れてみては?
Photo Info
- 撮影地:よこはま動物園ズーラシア
- Canon EOS R6
- EF 70-200mm F4L IS USM