ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

オンライン英会話を1年間続けた話

今日で、僕がオンライン英会話を始めてからちょうど1年が経ちました。




はじめに(具体的なサービスを知りたくて辿り着いた方へ)

この記事は、オンライン英会話を始めた自分の経験談を広く共有することを目指して書きました。
ネットの海に乱立する有象無象の「いかがでしたか」系記事とは一線を画するつもりです。(僕は、このブログで収益を全く得ていません)
そのため、この記事では僕が利用しているオンライン英会話の具体的なサービス名には言及しません
もしも、どの英会話サービスが良いか知りたくてこの記事に辿り着いた方には、僕自身が今利用しているサービスを選んだ際に参考にしたサイト(の最新版)をご紹介することで代えたいと思います。ネット情報にはPV数稼ぎのためだけの劣悪な記事も多くある中、こちらの記事は比較的丁寧かつ公平に書かれていると思います。


ここで、本記事が、どのような方にオススメできるか・できないかをまとめます。

この記事は、こんな方にはオススメできます

  • 実際にオンライン英会話をしている人の経験談を読みたい。
  • オンライン英会話を始めようか迷っており、背中を押されたい

こんな方にはオススメできません

  • オススメのオンライン英会話サービスを具体的に教えてほしい。
  • 受験やTOEICのための英語勉強法が知りたい。


オンライン英会話を始めた動機

さて、僕がオンライン英会話を始めた動機を一言で表すと、「自分の英語コンプレックスを克服するため」です。

僕は昔から英語が苦手でした。
そして、僕は大学生の頃に気づいたことがあります。それは、「英語が喋れる/喋れないは、英語のセンスのあり/なしに大きく依存する」ということです。これは、学力や学歴にはほとんど関係なく、例えば「運動神経が良い人/悪い人」「歌が上手な人/下手な人」「絵心のある人/ない人」と同じで、単なるその人の個性と言うべきものだと思っています。
そして僕は間違いなく、「英語のセンスがない人」です。

学生の頃から、僕の周りには「英語のセンスがある人」が沢山いました。(←この言い方は語弊を招くかもしれません。すみません。もちろん英語が得意な方は、見えないところで努力を重ねてきたのだと思います。ただ、その根底には「センス」が不可欠である、というのが僕の持論なのです)
一方、センスがなく英語が苦手な僕は、たとえ努力して勉強したとしても、センスのある人には追いつけないという諦めがありました。そして、センスがないことを免罪符に、英語の勉強を放棄してきました。

しかし、一昨年から昨年にかけて、少し考え方に変化が現れ始めました。
たしかにセンスがない僕がいくら勉強をしたとしても、センスのある人のように英語をペラペラに話せる・聞けるようになはらないでしょう。
けれども、今後の人生のため、海外旅行時(後述)に困らないため、そして何よりも自分の英語コンプレックスを解消するために、「平均点」くらいには英語が喋れるようになりたいと思うようになったのです。

そして、このような考えを持ち始めた昨年初めに、「ここはひとつ、2020年の目標として、英会話の勉強を始めてみるか!」と腰を上げ、昨年の1月下旬からオンライン英会話を始めました。


英会話の目標

オンライン英会話を始めるにあたって僕が立てた「勉強」の目標と、達成する「英会話スキル」の目標は次の通りです。

  1. 少なくとも半年は継続する。
  2. 週3日をノルマにする。
  3. 東京五輪後の8月〜9月にソロ海外旅行に行くそこで困らないレベルまで上達する。

最も必要だと思ったのは、「三日坊主」「一ヶ月坊主」にならないことです。
前述の通り、僕は致命的に英語センスがない人間であるため、一定以上の期間、勉強を継続しなければ全く身につかず、無駄な投資になると考えました。

そもそも、「英会話の勉強をしよう」と思い立った時点で、僕には3つ選択肢がありました。

  • 英会話教室に通い、「駅前留学」する。
  • ネイティブスピーカーと1対1で会ってカフェで英会話するサービスを利用する。
  • オンライン英会話を利用する。

これらを自分なりに色々と調べた結果、「お値段」と「手軽さ」を鑑みて、オンライン英会話を選択しました。
当初は「ただでさえ英語を聞き取ったり喋ったりできないのに、画面越しの英会話なんて出来るだろうか?」という不安があり、実際に対面で行う英会話教室やカフェ英会話の方が良いかな?とも思っていました。しかし、対面英会話は「その場所に行く」ことが億劫になり、すぐに辞めてしまうだろう、と容易に予想できました。一方、僕はもともとインドア派の人間なので、家での隙間時間を勉強にあてられるオンライン英会話なら無理なく継続できるのではないか、と考えました。
…この選択肢で悩んでいたのは、未知の新型ウイルスのことなどほとんど気にもしていなかった、2020年1月上旬〜中旬の話です。2020年のその後の行く末を結果論で考えれば、ここでの選択は大正解だったことになります。

閑話休題
上に挙げた3つの目標に対して、今、振り返ると、
1. と 2. は、新コロによるStay Home生活が予期せぬ追い風となったこともあって、達成することができました
3. は、そもそも東京五輪すら開催されることがなく、しかもこの先当面、海外旅行なんて行けそうにもない…ということで、英会話スキル向上の先にある目標は、残念ながら見直さざるを得なくなりました。


継続するコツ

オンライン英会話開始から丸1年。当初の目標の半年をはるかに超えて、今なお英会話の勉強を継続できています!
しかも3.14日/週と、目標通りのペースを持続中です。

振り返ってみると、僕が「三日坊主」「一ヶ月坊主」にならずに、1年間オンライン英会話を継続できたポイントは、次の2点であると考えています。

  1. ノルマを週3回という無理のない目標設定にした。
  2. レッスン予約を前日やその日の朝に先んじて行い、レッスン受講を自分で自分に強制した。

1点目は、無理のないノルマ設定です。
僕が利用しているオンライン英会話サービスのプランは、「1日1回、毎日レッスンを受講できる」というものです。
ただ、ここで「毎日欠かさず英会話!」というノルマを自分に課してしまうと、絶対に続かないことは明白です。人間、モチベーションには波がありますし、「飽き」というものもあります。「毎日」というノルマを設定してしまうと、一度でもそれを達成できなかったときに急速にやる気を失い、フェードアウトしてしまうことも考えられます。
そのため、僕は自分自身に課すノルマを「週3回」に設定しました。
これであれば、たとえ繁忙期でも頑張って平日に1回でも受講すれば、週末の土日に1回ずつ受講することでノルマを達成できます。ノルマを達成できれば、次の週もそれを継続するモチベーションになります。

2点目は、レッスン予約を早めに行うことです。
僕の利用しているオンライン英会話サービスでは、開始直前の時刻でも(空きがあれば)レッスンを予約できます。
しかし人間、朝の時点では「今日はやるぞ!」と思っていても、仕事を終えて帰宅したら「ダラダラしたい…」となってしまうもの。
そこで僕は、できれば前日の夜、遅くとも当日の朝には、次の夕方のレッスンの予約を完了することで、半日〜1日先の未来の自分にレッスン受講を強制するようにしました。
また、たとえば土曜日の午前中のレッスンは、金曜日の夜のうちに予約してしまいます。こうすることで、休日の朝になって「…まぁ、午後にやればいっか(←結局やらない)」ということを防いでいます。

このように、「グダグダしたい」という自分の怠惰をコントロールすることで、1年間、オンライン英会話を習慣化して継続できました。


1年かけて出来るようになったこと

さて、1年間かけて肝心の英会話スキルはどこまで向上したのか? 1年もやったんだから英語ペラペ〜ラで、洋画を字幕なしで余裕で見られるようになったのか? …というと、なっていません
まぁ、これは想定通りです。というのも、僕は英語センスのない人間なのです。ちょっと勉強したくらいじゃ、ペラペ〜ラにはなりません。

しかし、始めたばかりの頃を思い出し、振り返ってみると、明らかにスキルが向上した部分もあります。
次の点が、1年間のオンライン英会話の成果として実感していることです。

  • 自分の英語でも英語スピーカー相手に通じるという自信を持てた。
  • 長めの文で(Yes. や I see. などではなく)受け答えできるようになった。
  • 英語で相槌を打てるようになった。
  • 分からなかったり聞き取れなかったりしたときに、自然に質問できるようになった。
  • 自然な発音に近づいた。

おそらく、最も重要なのは1番目の「自分の英語が通じるという自信」ではないでしょうか。
そもそも、僕にとって「英語が喋れない」というのは、掘り下げれば、「喋る英語に自信が持てない」状態でした。
僕も中学校から英語を勉強してきた身として、「一応」の英語は分かります。しかし、カタカナ発音で、しかも学校で習う定型句の英語が、「会話」として英語スピーカー相手に通じるのだろうか?ということに全く自信を持てなかったのです。
それが、オンライン英会話によって、英語スピーカーに聞き取ってもらえる、という成功体験を経ることで、「まがりなりにも、自分の英語は通じている」ことを確かめることができました。これは本当に大きかったです。

また、「会話」としての受け答えや相槌、質問というのは、旧来の日本式英語教育ではなかなか身につけられない部分でした。
幼児の言語習得の例からもわかるように、語学習得の基本は「模倣」だと実感しました。自然に「会話」できるようになりたい、という意識から、講師の相槌や言い回しを真似したり、「こういう言い方もあるのか」と思ったことをメモするようにしたことで、少しずつですが、自然な「会話」が出来るようになりました。

さらに、これも「模倣」から通じるところですが、発音の矯正も上手くいっている実感があります。
もちろん、ネイティブと比べればまだまだカタカナ英語ですが…。
レッスン教材で、ある程度の長さの文章を音読するときなどは、意味を理解するだけではなく、アクセントの位置や語と語の接続にも注意を向けるようにしています。


オンライン英会話だけでは不十分だったこと

出来るようになったこととは逆に、1年間の勉強の結果、まだ出来るようになっていないこと、オンライン英会話だけでは不十分だと分かったこともあります。

  • 語彙が不足している。
  • ネイティブレベルの会話や洋画のような速い「生」の英語を聞き取れない

1点目は、オンライン英会話レッスンのフィードバックでも講師から指摘されることがあります。
自然な「会話」は出来るようになっているつもりでも、そもそも僕が持つ語彙が少ないため、英語スピーカーのお相手からすると「かなり初等的な単語ばかりで話す人」に見えるのだと思います。英会話レッスンであれば、最初から「英語勉強中の人」と見なされているため困りませんが、今後、本当の意味での「英会話」をする機会を思うと、改善したいところです。
講師からは「英語の本や記事を読むといい」「英語の映画を見るといい」と薦められます。しかし個人的な経験として、「英語の文章を読む」ことをしていても、それが語彙として自分の脳みそにインプットされない、という感覚があるんですよね。「読む」ために必要な辞書と「話す」ための辞書が、自分の頭では分離してしまっているというか…(これが、英語センスがない、ということなのでしょうかね)。
かと言って、受験生のように赤シートと英単語帳で単語を暗記するのも違う気がしますし、なかなか難しいところです。

2点目は、リスニングの問題。
オンライン英会話では、講師もさすがに、日本人の受講生相手にだいぶ手加減したスピードで、かつ聞き取りやすいクリアな英語で話してくれます。
そのスピードであれば聞き取れるのですが、たとえば海外ニュースやスポーツの外国人選手のインタビューなどの「生」の英語になると、今のところ、ほとんど歯が立ちません…。


足りないところは英会話Podcastで補えるかも

実は昨年、オンライン英会話を開始するのと同時期に、英会話Podcastも少し試してみていました。
僕が聞いているのは、「Hapa英会話」というPodcastです。

アメリカ人と日本人のハーフであり、バイリンガルであるジュンさんによるPodcastです。
ジュンさんが番組の中で話す英語は、日本の聴講者向けに比較的速すぎず、クリアな英語で、聞き取りやすいです。また、英語の後に日本語訳も話してくれるので、途中で何言ってるか分からなくなり置いていかれる、という英会話ラジオでありがちな挫折が起こりにくいです。
一方で、番組のメインコーナーである「ネイティブ同士の会話」は、手加減なしのネイティブ同士の会話が繰り広げられるため、ここで「生」の英語のリスニング練習ができます。
また、その会話の中で出てきた表現を、ジュンさんがいくつか取り上げて解説するコーナーがあります。これは語彙の習得にもなりそうです。

とは言え、英会話Podcastによる勉強にはあまり本腰を入れられていないのが現状です。
毎週1つずつ更新されるエピソードもだいぶ溜まってしまっており…。
今後は、オンライン英会話と合わせて、それだけでは不足する部分を補うために、英会話Podcastなども組み合わせていきたいと目論んでいます。


おわりに

というわけで、かなり長々と、僕のオンライン英会話経験談を書き綴りました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

「英会話の目標」でも述べたように、僕の元々目標としていた終着点は「一人海外旅行で困らない英会話スキル」でした。
僕は一人旅が好きです。独身のうちに、海外にも一人で行ってみたいという野望があります。また、僕は割と綿密にプランを練るタイプなので、英会話スキル向上も、その野望に向けた一歩のつもりでした。
ところが、世に蔓延る新コロのヤローのせいで、現状、その終着点を見失いつつあります…。
しかし、それでも昨年から1年間に渡ってオンライン英会話を継続できたのは、ごく単純に「出来なかったことを克服するのが楽しかったから」です。
こういうことを言うと、僕が直観的に忌避している「意識高い系」っぽくて嫌なのですが、勉強して日々スキル向上を実感するというのは、素直に心地よいです。
こうして考えると、そもそもの動機であった「英語コンプレックスを克服する」という点は、達成に向かっているのかなと。
新コロで在宅生活が増えたり、通勤時間が浮いたりして、家でできるオンライン英会話に挑戦してみようかな?と考えている方が、僕の経験談を読んで少しでも勇気づけられたら、とても嬉しいです。

この記事のまとめ

  • 「英語コンプレックスを克服するため」にオンライン英会話を始めた。
  • 「無理のないノルマ設定」「未来の自分にレッスンを強制」によって習慣化し1年間継続できた。
  • 1年間の英会話学習の最大の成果は、「自分の英語が通じるという自信」を持てたこと。
  • 1年間のオンライン英会話によって、自然な「会話」ができるようになった。
  • 語彙ネイティブの速度のリスニングが課題である。
  • 出来なかったことを克服するのは心地よかった。

「ソロ海外旅行」というゴールを失って、辞めどきが分からなくなっているというのも正直なところですが、ともかく今年も英会話学習の習慣を続けてみようかなと思っています。
当面の目標は……「いつ英語スピーカーの金髪美女と恋に落ちても困らないようにする」にしときましょうかね!

おわり。