ケアンズ4日目。
この日の12時の飛行機で帰国しますが、現地で急遽申し込みをして早朝熱気球フライトに参加することに!
熱気球の朝は早い。朝3時、起床。
4時前にホテルをチェックアウトし、全ての荷物を持ってシャトルバスに乗り込みます。
まだ夜も明けぬ真っ暗な山道を進むバス……
周りの人はだいたい眠っていましたが、僕はなんだか目が冴えてしまってずっと起きていました。おそらく前日に行ったキュランダ方面の山道を進んでいたはず。
しかし走る間に明らかに霧が濃くなり、窓ガラスにはパラパラと雨粒も…
冒頭の写真はトイレ休憩の駐車場。同じ熱気球ツアー会社の他のバスもこの場所に集まり、しばらく待機します。
街から離れた山中、星がおそろしく綺麗でした。
自分たちのバスの乗客は大半が日本人で、熱気球のコンダクター兼運転手の方も日本人(愛称トシさん)。
話によると、やはり霧による視界不良で、その日第1回目のフライトはキャンセルになるとか。
このトイレ休憩の待機場所で、第1回目のフライトに乗るはずだった半分ほどのバスが帰ってしまいました。この時点でまだ朝5時。
12時の便で帰国する予定の僕達は第2回目のフライト。
飛べるかどうか分からない状況で、バスの中で待ちます。
と、そこで他の運転手達と話していたトシさんが!
「どうやら2回目は飛べそうだよ!キミたち、日頃の行いが良いね!」
というわけで程なくしてバスが発車。
ほとんど夜明けと同時に、熱気球発着場所の高原に着きました。
この時点ですでに霧は晴れ、目の前に日の出と共に広く青い空が姿を見せました。
上のパノラマ写真だと、おそらく他のツアー会社の熱気球がちらほら飛んでいます。
元はと言えば「空から見る日の出」というのに期待して申し込んだのですが、この時点で日が昇ってしまいました。が、フライトできるだけで万々歳です。あのままだと朝3時起きしてホテルをチェックアウトしたのに早朝からケアンズ市内に降ろされて途方に暮れるところでしたから。
20人ほどの僕たちのバスの乗客は2組に分けられ、それぞれ気球に乗り込みます。
僕たちはコアラのイラストが描かれたオレンジの気球、もう片方のグループは無地の黄色の気球です。
18 mmの広角で撮ってこのスケール感。おわかりいただけるだろうか……
気球に乗り込んで点火!熱い!
ほどなくして、僕たちの気球が先に離陸。
あっという間にこの高さまで上がります。
どこまで本当かわかりませんが、話によると、日本の観光客向け熱気球は「地面と繋がる紐がついていて、上がって下がるだけ」らしいのですが、今回のフライトは紐はなく、完全に風まかせ!
専門の操縦士の方が、その日の天候に合わせて着陸場所を決定し、そこまで流されていくらしいです。
籠の真ん中でGPSとマップ片手に、唾をペッと吐いて風を読んで気球を操る姿、メチャカッコよかったです。
ちなみに操縦士の方はスペインの方。
気球の操縦士は世界中で需要があるため、いろいろな国で仕事をするらしいです。
トシさん「世界中の美女に会えるよ。キミたちも気球操縦士になってみたら?」
僕達「なります。」
だだっ広い高原に見えましたが、少し目を向けると家が立ち並んでいます。
また山の上なので、低い雲を下に見下ろすことにも!
上空300フィート(約90メートル)からの景色、自分の技術力不足もあって写真で表現しきれませんが、でもやはり、自分の目で確かめてくれ!ってやつですね、これは。
(たぶん)着陸場所を途中で変更したこともあり、予定をより15分ほど長い45分間のフライト。
最後の最後までお天気に恵まれ、素晴らしい景色を写真に納めることができました。
その後は搭乗者全員で気球を畳むのをお手伝いし、バスで直接空港まで送ってもらえます。
ツアー会社の方も飛行機の時間は熟知しているらしく、ちょうど良い10時過ぎに空港に到着。そのまま搭乗手続きをして帰国の途へ……
本来ならばただホテルをチェックアウトして空港に向かうだけだったはずの最終日4日目で、旅行最高の思い出のひとつを作ることができました。
うーんこの熱気球最高や! ケアンズ旅行最後にもうひとつ、旅程を無駄なく楽しめるアクティビティとして「熱気球」オススメです。
帰りの飛行機は日中飛んで夜成田に到着になりますが、早起きのおかげで機内で寝ることもできますし!
というわけで、学生生活最後の3月、楽しい卒業旅行になりました!
4月から働きたくないでござる!働きたくないでござる!
でも頑張ります(›´ω`‹ )
撮影地:キュランダ近辺の高原??
Nikon D610 / AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
iPhone 5s