シアトル訪米記、ラストはココ、Safeco Fieldに行ってまいりました!!
今回の記事では日本とアメリカの野球場の違うところ、同じところに注目して記事を書いてみます。(と言ってもNPBも楽天のkoboスタくらいしか行ったことありませんが…)
なお、少し写真が多めの記事になってしまったので、スマホや回線の弱い場所では読み込みに時間がかかるかもしれません。スミマセン。
MLB、シアトルマリナーズの本拠地であるSafeco field。
ダウンタウンから電車に乗り、Stadium Stationで下車しすぐのところにあります。
ちなみに野球場とアメフト競技場が並んで立つところにある、まさに「スタジアム駅」という場所です。
会議の日程的に野球観戦に行けるのはこの日が唯一のチャンス。
そんなこの日のマリナーズ先発は……
なんとなんと、 #18 岩隈久志!!!
説明するまでもないですが、近鉄、楽天で活躍しアメリカに渡った日本人メジャーリーガーです!
つい先日には日本人では野茂以来となるノーヒットノーランも達成!グッズストアではノーノー記念グッズも売っていたので、レプリカユニフォーム共々買ってしまいました。
岩隈はこの前の前の登板の際、疲労考慮で一度ローテーションを飛ばされており、それが巡り巡ってこの日の先発を実現させてくれました!
MLBの予告先発は数日分まとめて発表されるようなのですが、渡米前日に発表された予告でこの日が岩隈だったのを見たときは正直震えましたね…!
最初は「まぁ日本人選手の出場がなくてもメジャーの試合見られるだけでも」ということでチケットを取りましたが、まさかこんな幸運が巡ってくるとは…
日米ココが同じ:スタンド内に沢山の売店
収容人数47,000人と巨大なsafeco fieldですが、スタンドの奥には食べ物屋さんが軒を連ねているところはkoboスタと同じだなぁと。
売られているものは、ホットドッグ、フライドポテトから、シアトル名物クラムチャウダーまで。値段が野球場価格なのも同じですね。
さぁ試合開始!
初回、お相手のロサンゼルス・エンゼルス2番のカルホーンにヒットを許すものの、岩隈はすかさず一塁牽制。
刺すことはできませんでしたが、盗塁は許さず無失点で初回を切り抜けます。
日米ココが違う:グラウンドレベルの臨場感溢れる観客席
今回の客席は一塁側グラウンドと同じ目線のフィールドシート!しかも二列目という絶好の席!
岩隈のピッチングもご覧の通りバッチリ!
ファウルボールが直接飛んでくる可能性も高い場所ですが、防護ネットなし! いろんな意味でドキドキハラハラの試合観戦ができました。
日米ココが違う:売り子がおっさん
客席に食べ物や飲み物を提供してくれる売り子さん、日本では女の子が一般的ですが、メジャーではガタイの良いおっさんでした。
写真のように頭にプレートを載せ、怒ったような大声で売りに来るので分かっていてもちょっとビックリします。
一方――
日米ココが違う:球拾いがお姉さん
日本では「ボールボーイ」と呼ばれる内野ファウルゾーンの球拾い。
Safeco fieldではブロンドヘアーのお姉さんでした。ご覧のように最前列のお客さんのおっさんに絡まれてますが、笑顔で応対。
基本的に少し離れていましたが、グラウンド整備のタイミングで客席にいる子供にステッカーか何かを配りに来たときは興奮しましたね(
試合終盤、岩隈が降板した後は撮るものがなく、とりあえずお姉さんばっかり撮っていましたが、ここでは自重して後ろ姿だけ掲載にすることにしときます。
日米ココが同じ:球場で飲むビールは最高
最高。
日米ココが違う:観客席の雰囲気
僕は日本式の野球応援は大好きなのですが、応援歌を歌うこともなく、ざわざわした雰囲気のメジャー式の応援もとても気に入りました。
たとえば4回、マリナーズがモンテーロの3ラン本塁打で先制した瞬間、ドッと湧き賞賛の口笛鳴り止まぬ球場!
また5回ウラ、エンゼルスの先発ウィーバーがマリナーズのシーガーに死球!(上の写真)
その瞬間、気ままに観戦していた客席が総立ちでブーイング!日本だと外野席が一番盛り上がる応援団で他の座席は基本的にまったり、という感じですが、メジャーだと一瞬で全体がヒートアップするんですよね〜
ちなみにこの死球が故意死球と判定され、ウィーバーは退場。
帰国してから録画していた野球中継を見たところ、この打席でシーガーが準備ができておらずタイムを要求→ウィーバーはそれを見ておらず投球に入ろうとして審判に注意される→ウィーバー何故か逆ギレ、シーガーも何か言う→明らかな死球、という小競り合いがあり、あわや乱闘か、というような一触即発の場面だったみたいです。(客席からだとそこまではよくわからなかった)
このときはシーガーが大人の対応をしたので大事にはならなかったみたいですね。
日米ココが同じ:回の間のお楽しみ
回と回の間には、大型スクリーンに観客席が写されたり、ちょっとしたゲームがあったり、というところは日本と同じ。
ところでなんと僕たち御一行、大型スクリーンにバッチリ抜かれてしまいました。
いや〜、写りたいと思って手を振ったりアピールしていたのですが、まさかマジで写るとはw
パッと出た瞬間はもう何をやっていいかわからず、とりあえず被っていたキャップを“くるりんぱ”しまくっておいたので、アメリカにもダチョウ倶楽部の素晴らしさを伝えることはできたと思います。
お楽しみのゲームとしては、写真のようなボートレースなど。
イーグルスの試合でも今シーズンからパクって 取り入れているお楽しみゲームですね。
イーグルスの場合はスマホアプリでボートの順位を予想し、的中させるとステッカーがもらえる、というような特典がありますが、たぶんマリナーズの場合は特に景品はなし。
しかしこれで客席は異常な盛り上がりを見せ、皆、「Red!! Red!!」「Greeeeeeen!!!」などと大歓声。ここでこんなに盛り上がる!?と思ってしまうくらいでした。
客席の中には、こんな風にボードを持って順位を予想する人たちまでいて………
ってファッ!? なんやコイツ!?
日米ココが同じ:きもかわマスコット (Wikipedia より)
ゴホン、失礼しました、コイツはマリナーズのマスコット、マリナー・ムース君。
完全に客席に馴染んでいて一瞬スルーするところでした…
こやつ、現れたときから、凄く変ではないんだけどなんか変だなと思っていたのですが、あれですね、何故か半ズボン履いてるからキモカワ路線になってるんですよね…
なお、9回、マリナーズの抑えのウィルヘルムセンが登板し勝利を待ちわびるときによりによって相手ベンチ上の客席に陣取るぐう畜だった模様。
さてマリナーズリードで9回2アウト!
いわゆる「あと一球コール」と言うのでしょうか、マリナーズファンは総立ちで勝利を待ちます。
そこから二塁打を許しちょっとハラハラもしましたが、最後の打者をショートゴロできっちり締め、試合終了!
岩隈は6回にソロ本塁打を許したものの、その他は安定感のあるピッチングと6回9Kの奪三振ショーを見せてシーズン8勝目!
スコアも3対1と締まった展開のナイスゲームでした!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LAA | ||||||||||
SEA |
勝:岩隈 負:ウィーバー S:ウィルヘルムセン
というわけで、人生初のMLB生観戦は、
- 岩隈先発試合に当たる
- 臨場感たっぷりの座席確保
- 岩隈奪三振劇
- マリナーズの3ラン本塁打が飛び出す
- 3-1で試合にも勝利、岩隈8勝目
- 球場に着くまでは晴天、着いてから小雨が降り出す(スタジアムは開閉式の屋根なので問題なし)
- 気温もそこまで下がらず野球観戦日和
- 大型スクリーンのカメラに抜かれる
- ついでにNHK-BSの放送にもバッチリ抜かれてた(マジ)
と、本当にラッキーしかないような幸運幸運アンド幸運に恵まれました!マジで最高だったんじゃないかこれ!マジで!!
MLBの試合を生で見るというのはひとつの夢だったので、それが叶って本当によかったです。
正直野球観戦が最高すぎて他の記憶がかなり薄れてしまったのですが…。訪米最終日にこのイベントが待っていて、実験や発表準備など頑張って本当によかったなぁと思えました。
次はニューヨークに行ってマー君登板試合ですかね!
と、いうわけでシアトル訪米記でした!
うーんやっぱり海外最高や!
ここ数日でようやく研究繁忙期からひと段落つくので、芸術の秋の写真をどんどん撮っていきたいですね。
おわり。
撮影地:Safeco Field
Nikon D610 /
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1