ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1


アッアッアッ

こんにちは。Facebookで友達の誕生日にメッセージを送ったら「レンズ厨!」と一言返ってきたばるすです。

そういうわけで、今回も気づいたら受信ボックスに「ご注文を受信いたしました」のメールが入っていました。詐欺かな?
今回購入したのはTAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 272ENIIマクロレンズです!

説明しよう!マクロレンズとは!被写体を(ほぼ)実物の大きさで写すことができるレンズである!
と言うと分かったような分からないようですが、要するにモノを普通よりも大きく撮れるレンズです。「被写体に寄って撮れる」というのは正確には間違いだそうですが、まぁそう思っておいてだいたいは合っているのだと思います。
Nikon純正のNIKKORレンズでは「MICROレンズ(マイクロレンズ)」という名前がついていますが、種類は同じものです。ミクロとマクロって物理学では全く違うものなのに。




この製品の名前についている「1:1」というのは「等倍マクロ」の意味。
フルサイズ機だと、センサーと同じ24mm×36mmの物体の像を素子に焼くことができます。この説明で自分は何となく分かったような気になりました。
マクロレンズの試写によく使われるコイン。フルサイズの場合はちょうど短辺に500円玉(26.5mm)がピッタリ収まるサイズが等倍、ということですね。







さて今回はD610を買ってから初めて、サードパーティー製のレンズに挑戦してみました。
フルサイズズでのマクロレンズとなると、選択肢は純正の60mm/F2.8か105mm/F2.8か〜、というところになるのでしょうが、僕がこのレンズを選んだ最大の理由はやはり、値段です。
フルサイズのマクロレンズとなるとどうしても良いお値段がしてしまうもの。しかしこのTAMRON 90mm/F2.8はまぁ手が出せる価格で購入できます。

さらにこのレンズは通称「タムキュー」と呼ばれてフィルムカメラ時代から親しまれてきたものらしく、一部の愛好家達には「銘玉」とも呼ばれるほどだそう。
90mmという中望遠の画角はファインダーを覗いてみると第一印象は「結構狭いな」と感じるものの、使っているとその良さが分かってきました。
マクロレンズとなると花などにグッと寄って撮ることが多くなりますが、そのときにあまり広角すぎるレンズを使っていると、寄りすぎて自分自身の影が写り込んでしまうことがあるそうです。その点、この中望遠の画角はちょうど良いのだとか。
また、自分は先日の大学祭でこのレンズの初陣を飾ったのですが、いわゆるポートレイト撮影にも向いている画角だなと思いました。

また、自分はレンズの詳しい構造は分かりませんが、このタムキューは点対称なレンズを使っているため、綺麗にまん丸な玉ボケが作れるのだそうです。
マクロレンズを使ってのブツ撮り、人物撮りに美しいボケは欠かせませんから、これも選択の大きな動機になりました。






レンズの構造はけっこう変わっていて、前玉がかなり窪んだ位置にあります。(あまり良い写真でないので分かりづらいかもしれませんが…)
とは言え、φ55mmの保護フィルターを付けられるのでご心配なく。

また、単焦点レンズなのでレンズ自体は動かないかと思いきや、フォーカス時に頭身が伸び縮みするのも面白いなと思いました。
このレンズのことを調べると真っ先に行き当たる話がAFが遅いということだと思います。
自分も確かにその印象は受けました。頭身が最大まで伸縮する「FULL」のモードにしておくと、一度ウニョーンと最長まで伸びてからまた縮んで、ようやくフォーカスが合う、というようなことがたまにあります。
しかしこれもよく言われていますが、マクロ撮影には高速AFを求める機会は少ない、そもそも厳密にはMFで合わせることが多い、など、フォーカス速度については半ば諦めつつ、ということになるのかと思います。
ご購入を検討されている方で気になる方は、一度店頭で試用してみて、満足度を確認してみた方が良いかもしれません。






AF時

MF時


ちなみにそのAFとMFの切り替えですが、上の写真のようにフォーカスリングをカチッと前後にズラす形で行えます。
これまた面白い機構だと思います。なんだかこの部分が壊れそうで怖くもありますが……
AFで使っていると頭身が伸びたまま、ということもありますので、仕舞うときはMFにして元の長さに戻して、という手順を踏むことになりますね。最初、これのやり方が分からずハマりかけました;






最後に、手持ちのD610に装着するとこんな感じ。
スリムなシルエットの円筒形なので、かなり格好良いです!
使用上のユーザビリティ面では、レンズを装着する時にボディ側と合わせる白いマーク(なんて言う名前なのかわからん;)が少しわかりにくいのが玉に瑕といったところでしょうか。


まだ買ったばかりですが今のところ特に不満なく使えており、流石の良レンズだと思います!
これからは花とか虫とか、マクロレンズっぽいものをガンガン撮っていきたいですね!