技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | |
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2014年7月25日〜7月28日に開催された「ポケモンバトルレジェンド」使用構築です。
ルールは6→4ダブルで、パーティに2匹まで禁止伝説・幻ポケモンを入れることが出来ます。ちなみに全ポケモンがlv.100フラットとなります。
禁止伝説枠が限られているということで、まずはどの伝説ポケモンを主軸に置くかを考えなければなりませんでしたが、今回はグラードン&ディアルガという四世代から定評がある組み合わせ選択しました。
採用理由としては、今大会で猛威を振るうであろうゼルネアスを鋼で殴れる手段が欲しかったこと、強力なポケモンであるカイオーガに対して天候を変えて対抗できること、そして何より五世代の大会でこの子達を使ってこの並びの格好良さに惚れてしまったことです。
次に考えたのがメガシンカ枠。これはバンギラスとしました。600+100属と、3枚目の禁伝枠とでも言うべき種族値は、伝説戦という神々の戦いの中でもけして打ち負けません。またディアルガのトリルを絡めればミュウツーも殴れます。
さらに一般ポケモンとして今回の大会にマッチしていると考えたのがナットレイです。2大流行禁伝カイオーガ、ゼルネアスの両方に打点が持てる良タイプに目を付けました。トリルとの相性も◎です。
最後に、サポート役としてレパルダスとファイアローを採用。レパルは猫騙し要因+先制アンコール、アローはファスガ、挑発に言わずもがな先制ブレバが打て、禁伝に囲まれてもアイデンティティを発揮できると考えました。
それでは個別の型紹介です。
グラードン ひでり ラムのみ
ゆうかん 404(252)-438(252)-317(4)-x-216-166
じしん、いわなだれ、アームハンマー、まもる
- HA
- 最遅
パーティの主軸。なんだかんだで禁伝ありの大会では毎回グラードンを使っています。
努力値振りはlv.50戦の流用なので深いことを考えずにHAぶっぱ。トリルを決め、地面技が一環する状況さえ作ることができば思考停止で地震を連打するだけで大安定してしまうという強ポケです。
トリルで使用するため最遅としていますが、今回のようなルールだと、初手で相手のカイオーガと対面することが多かったため、ほぼ確実に天候を取れるのは便利でした。
グラードンとカイオーガのライバル対決はカイオーガが有利、というように言われますが、一概にそうも言えないと思います。天候さえ取れれば相手の潮吹きは耐えますし、雨を上書きされたとしてもトリル下での先制地震は天候に依存せずダメージソースとなるからです。
持ち物はラムの実。地面のジュエルがなくなった今作では、鬼火を躱せる便利アイテム。味方から威張るを受けてAアップ、というコンボも決められます。一度限りですがダークホール対策にもなります。自分以外でもグラードンにラムを持たせている人が多かったですね。
新作でグラードンがゲンシカイキしてさらに強くなるのが楽しみですね!(水4倍になるけど…)
ディアルガ テレパシー オボンのみ
れいせい 404(252)-x-289(52)-400(112)-259(92)-166
りゅうせいぐん、ラスターカノン、はどうだん、トリックルーム
グラードンのよき女房役。
六世代に連れてきてから竜技を竜の波動にしようとしたら出来なかったのはナイショ。
配分は流用なのであまり今回にマッチしていたわけではないかもしれませんが、トリル始動役のディアルガは耐久に少し厚めに振った方が良いと感じました。
持ち物はメンタルハーブと迷いましたが、Wi-Fi大会ではディアルガに挑発を入れてこない人も多いはずだと思い、初手で集中されてもトリルを張りやすいオボンとしました。
六世代から鋼の耐性はなくなりましたが、フェアリーへの打点というメリットもついたので嬉しいですね。
XYで3Dグラフィックになって、グラードン・ディアルガの並びはますます格好良くなりました!
バンギラス すなおこし バンギラスナイト
ゆうかん 404(252)-403(252)-256-x-237(4)-158
(メガシンカ) 404(252)-469(252)-336-x-277(4)-178
いわなだれ、かみくだく、けたぐり、まもる
- HA
メガシンカ後の圧倒的数値にビビってしまうバンギラス。
カイオーガを後出しされたときに天候を取るための、二段構えの対策でもあります。
技は特筆すべきものはありませんが、伝説戦ということで馬鹿力ではなくけたぐりを入れています。
また、トリル以外での動きも想定しているので最遅にはしていませんが、それでも十分重量級なのでトリルと上手くマッチして立ち回れる場面は多くありました。グラードンと並べて両岩雪崩を連打するのはなかなか痛快でした。
ファイアロー はやてのつばさ いのちのたま
ようき 297-261(252)-179(4)-x-174-386(252)
ブレイブバード、ファストガード、ちょうはつ、おにび
- AS
今回、自分が集計したKPではカイオーガと並んでトップだった一般ポケモン。KP10だったので、実に3人に1人が使っていた計算になります。
伝説戦でのファイアローは先制ブレバでの特攻隊長というよりは、サポート要員の色が強いと思います。ファスガ、挑発、鬼火、先制追い風……、と採用理由は豊富なので、どんなパーティにも入ってくるのは頷けます。
特にファスガは、相手の悪戯心やアルセウスの神速を防げるのでこのルールではとても強力な技です。
今回持ち物は命の珠としましたが、反動ダメが痛かったので他のものでも良かったかなぁと感じました。(青空プレートなど)
レパルダス いたずらごころ きあいのタスキ
おくびょう 331(248)-x-136-x-138(8)-342(252)
イカサマ、ねこだまし、アンコール、いばる
- HS
高火力戦となる禁伝解禁ルールでは、こういう小細工係も重要になるかと思い採用したのがレパルダスです。
他の技候補には、甘える、嘘泣き、電磁波なども入るかと思いますが、トリルで使うならばこんな感じかと思います。
威張るは相手の動きを止めるズルの他、ラム持ちグラードンに撃って攻撃を上げる使い方も想定しています。
ゼルネのジオコンやアルセの剣舞をアンコールしてもワッショイワッショイしたかったのですが、自分の使い方が下手で、あまり選出できなかった上、活躍させることもできませんでした。これならこの枠は、グラードンとの夫婦で有名なクレセリアでもよかったかなぁ、と感じました。
ディアルガさんが嫉妬しなければいいけど……
ナットレイ てつのトゲ ゴツゴツメット
なまいき 351(248)-287(252)-298-x-297(8)-40
ジャイロボール、パワーウィップ、でんじは、まもる
一般ポケの中ではMVPではないかと思うナットレイくん。
lv.100でこの素早さなので、ジャイロボールはかなりの場合で威力150にできます。
トリル下で動かせれば、抜群を取れる禁伝を一掃できるポテンシャルを秘めています。
持ち物をゴツメとしたのは、ガルーラがメガ枠で多く採用されると踏んでいたためで、猫騙し読みで繰り出して(トゲ+ゴツメ)×2でゴリゴリ削ってやろうと思っていたのですが、あまりそういう機会はありませんでした。それよりも、アルセの神速に対してトゲ+ゴツメで他の技圏内に入れる動きが何度かできました。
技のひとつの電磁波のところは、正直言うと何でも良かったのですが、トリルが切れた後にワンチャン掴める枠として入れています。
対戦してみての雑感としては、ゼルネアスが予想よりも少なかったこと、カイオーガ・ダークライへの対策が薄かったこと、などが印象に残りました。
特にダークホールはきちんと対策していないと、いくら丁寧に動いても運次第ではタコ殴りにされてしまうので厳しかったですね……。かと言って、メンハ持ち悪戯心神秘、とかいうピンポイントすぎる対策を入れるのもはばかられますし、難しいところです。
こうして対戦してみると、やっぱり禁伝解禁のバトルは楽しいですね!
今度はグラードン以外のポケモンも使ってみたいと思いますが、ゲンシカイキしたらやっぱりグラードンを使いたくなるような気もしています。ORAS早く出てくれ〜