ほうかいのじゅもん

写真を中心に、その他趣味のことなど、気ままに綴るブログです。

PE'Z REALIVE TOUR 2013〜JumpUP!〜


5月6日に山形の文翔館で行われたPE'Zのライブに参戦してきました!
知らない方のために簡単に。
PE'Zとは、Tp、Sax、KB、Drums、Bassの5人組で編成されたインストバンド。ジャンルはジャズというかロックというか。最近は新作CDを期間限定ではありますが、丸々一枚無料で公開したりと、様々奇抜なことをやってのけるバンドです。
俺は今回で2度目のライブ参戦になります。昨年は地元に来てくれたのですが、今回の東北枠は隣県、というわけで高速バスで山形まで行って参りました。
と言っても山形はバスで1時間と少しなので、下手な県内よりも近かったりするのですが……

今回はせっかく山形まで行くということで観光もしてきたのですが、そのお話は後日。
この記事ではライブについて書きます。
まだツアーが終了していないのでセトリの詳細などは伏せますが、ライブの内容には触れるので一応閲覧注意ということで!



まず、やはり語らなければならないのは、今回の会場のすばらしさ
公式の会場紹介を見て頂ければ分かると思うのですが、今回のツアーは普通のライブハウスなどではなく、音楽ライブとしては「えっ!?」というような場所を回っています。例えば、プラネタリウムホール、蔵、お寺、能楽堂etc...
その中で山形会場は重要文化財という歴史ある旧県庁舎。
事前にTwitterで山形の方に観光スポットを質問したところ、多くの方がオススメしてくださったほどの場所です。
ライブは夕方からだったのですが、昼のうちに一度訪れたところ、一般的な「博物館」のように館内を開放しており、中を見学することができました。
建物の外観も素晴らしく、まるでどこかの国のお城を訪れたような気分にさせてくれました。
今回、なぜ仙台に来てくれなかったのだろう?と疑問だったのですが、会場を見て納得。ここまで雰囲気があって、かつアクセスも良い会場は、宮城県では用意できません。

ライブ会場はその別館にあたる「議場ホール」。昔はここで議会をしていたのでしょうか。
細長い空間に椅子が並べられ、最前列と奏者の距離は1メートルほど!
普段はアンサンブルの演奏会などで使われたりもするホールなのだそうですが、響きも独特でなかなか良かったです。
ステージなどが設営されているわけでもなく、非常に近い距離感で、まさに「ライブ感」を楽しむことができました。


ライブが始まると、一気にPE'Zの世界に飲み込まれてしまいました。
先述した通り少し特殊なホールだったので、左右に設置されたスピーカーからの音がよく響き、全体から包み込まれるような感覚でした。
ライブはほとんどMCがなく、演奏しっぱなし!
約110分間のライブでしたが、賞味105分は演奏していたと思います。スタミナ凄すぎるううう!!!プロってすげぇ!!!
自分はどうしてもSaxのJAWさんを目で追ってしまうのですが、ド頭ドソロで最低音シ♭から始まるあの曲とかを涼しい顔で吹いているのは本当に本当に格好良い……。正直惚れかけました。


そして今回のライブの目玉、「ご当地ソングカバー」企画!
全国の各会場で、その土地ゆかりの曲をPE'Zのアレンジでカバーしてしまうというもの。
山形のご当地ソングは「花笠音頭」。
唯一あったMCがこのご当地ソング企画の前振りでした。その中で「PE'Zのグルーヴ感と花笠音頭がよく合った」とおっしゃっていましたが、まさにその一言に尽きる格好良さでした!
ライブの中で花笠音頭が一番格好良かったのではないかという可能性も……
もともとPE'Zは映画音楽や日本の歌謡曲などのカバーを数々出しているのですが、やはり改めてアレンジが上手いなぁと感じました。
元曲の花笠音頭も、YouTubeなどで聴いてみると結構イカシてるんですよね。絶妙に拍子を外したりしているところとか。PE'Zが今回、この曲を選んだ理由が分かった気がします。
次回は是非、仙台にきて青葉城恋唄をカバーしてほしいです。


と、いうわけで、大満足な時間を過ごさせて頂きました。
やっぱりライブって素晴らしい!
なんか音楽の歴史を感じる……、というのは冗談ですが、音楽って良いなぁと再認識させてくれる空間だと思います。
また次回もツアーがあれば参戦します!!

ライブが終わって外に出ると、会場である文翔館がライトアップされていました。
カメラ手持ちだったけど頑張った;