技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 備考 | |
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9月21日〜23日の期間中に開催されていたWi-Fi大会「オールスターカップ」で使用した構築です。
ルールは新イッシュ図鑑(No.0〜No.300)限定の6→4ダブル。ビクティニ、レシラム、ゼクロム、キュレム、ケルディオ、メロエッタ、ゲノセクトも使用可能(禁止伝説級の使用数制限なし)。
ほとんど三世代以来のダブルバトルだったので慣れない部分も多く、穴だらけのパーティーであるとは思うのですが、せっかく参加した大会だったので記事に残したいと思います。
大会のKPや記録はこちら。
今回のパーティーは、せっかくのルールなので超カッコイイ枠のホワイトキュレムと、滅多に公式戦で使えない幻ポケのビクティニを2匹を使うところからスタート。この二匹を並べれば、勝利の星で霰がない環境でも吹雪(命中率70%→77%)を撃ちやすくなるかな、という安直な発想です。
次に、やはり最も警戒しなければならない相手のホワイトキュレムに刺さり、精神力・猫騙し等、汎用性も高いコジョンドを採用。
さらに竜が猛威を奮いそうなルールであり、バンギラスも使用可能ということで鋼枠としてメタグロスを採用。(正直、「ダブルではメタグロスが強いらしいから使おうかな〜」ぐらいの気持ちでした)
さらに、1匹くらいはサポート系のポケモンを入れておいた方がいいのかなぁ〜という軽い気持ちから、今のところパーティーの弱点になっている格闘対策をかねたモロバレル。
最後に、このままではバンギドリュに対して薄すぎるということに気づき、霊獣ランドロスを入れた、という流れで考えました。
……上↑の文章を読むだけで、自分のダブルにわかっぷりが分かると思います;
それでは個別解説です。
■ ホワイトキュレム ターボブレイズ ハバンのみ
おくびょう 201-x-110-222-120-161
努力値:C252 S252 H4
ふぶき、りゅうせいぐん、だいちのちから、まもる
- 吹雪(3/4)でH168-D110サザンドラを確定1発
- 大地の力でH175-D120砂バンギラスを高乱数2発
- 大地の力でH187-D111メタグロスを確定2発
- A136ケルディオのインファイト耐え
- C222ホワイトキュレムの流星群をハバンで耐え
合計種族値700属は伊達ではない、伝説の融合ポケモン。
今回はユキノオーが使えないルールではありますが、C170からのダブル技はどちらかにでも当たれば脅威となると考え、ビクティニの特性(味方の命中1.1倍)も考慮した上で吹雪を採用。
流星群、守るの他の1枠はクロスフレイムと迷いましたが、対鋼に対して炎技と同様に通り、さらにバンギラスへの有効打にもなる大地の力として、技は上のようになりました。
このポケモンの火力は半端ではなく、相手のハバンや光の壁をまるでなかったかのように流星群で貫通していく姿は見ていて壮快でした。
しかし、やはり相手に手厚く対策されているポケモンでもあり、選出した場合は立ち回りにかなり気を遣うことになりました。
持ち物のハバンの実は、主にホワイトキュレムミラーとなった場合を想定して持たせたものです。同速対決には自身がないもので…
■ ビクティニ しょうりのほし ほのおのジュエル
ようき 182-145-121-x-120-167
努力値:H56 A196 B4 S252
Vジェネレート、しねんのずつき、てだすけ、まもる
幻ポケとして使用してみたかったビクティニ。今まではボックスの肥やしorHPの努力値振りの師範でしかなかったこの子を使う時がきた!
ダメージ計算をしてみたところ、ジュエルを持たせればVジェネレートで等倍以上の大方のポケモンを持って行くことが出来たため、ジュエルVジェネでホワイトキュレムを確定1発にできるところまでAに振り、バンギドリュを厚く見て物理耐久方面に少し回しました。
手助けを持っているため、HP1でも耐えてくれれば次のターンに仕事ができます。
また、ホワイトキュレムを使っている時に呼びやすい相手の炎・格闘技を後出しで受けることが出来ることから、ホワイトキュレムとの同時選出がしやすいのではないかと考えました。(実際はあまり同時選出する機会はありませんでした…)
使用感としては、反動でSが下がるVジェネをいくらか撃っても、最速にしておくことでそれほどの不利は感じませんでした。素の耐久がそこそこあるのも種族値ALL100属の強みだと思います。
■ コジョンド せいしんりょく きあいのタスキ
ようき 141-177-80-x-80-172
努力値:A252 S252 H4
けたぐり、ちょうはつ、ねこだまし、みきり
伝説ポケモンキラーのコジョンド。けたぐりでホワイトキュレムがちょうど確定1発なのは有名な話。
今回のルール上、素早い格闘ポケモンは確実に強いと判断しての採用でしたが、期待通りの活躍を見せてくれました。
先発で起用する機会がとても多かったので、気合いの襷は多分に生かすことが出来ました。ユキノオーがいないルールであるのも大きいと思います。
けたぐり、猫騙し、見切りの他の1枠はかなり悩みました。他のフェイント、ストーンエッジ、岩雪崩などの候補はあったものの、採用したのは挑発。
これは大会の数日前に会ってIR対戦をした知人の某氏にオススメされて入れたものだったのですが、この技が物凄く役立ちました。相手のモロバレルの機能を停止させる、トリックルームを阻害するなど、コジョンドのSから挑発が打てることで勝利に繋がった試合がかなりあったため、この技構成で正解だったと思います。
シャンデラやブルンゲルにほとんど無力なので、他でカバーする必要があったはずなのですが、上手く相方で対応できないことも多かったため、そのあたりがこの構築の穴なのかな、と思います。
■ メタグロス クリアボディ オッカのみ
いじっぱり 185-201-151-x-116-91
努力値:H236 A220 B4 D44 S4
コメットパンチ、じしん、れいとうパンチ、まもる
- コメパンでH201-B110ホワイトキュレム確定1発
- コメパンでH176-B130バンギラス確定1発
- 冷凍パンチでH186-B95ボルトロス確定2発
- 地震でH176-B120レシラム確定2発
- A216ランドの地震+A186バンギの雪崩耐え
- C222ホワイトキュレムのジェエル流星群+C2down流星群耐え
- C202レシラムの青い炎をオッカ込みで耐え
努力値配分はH4振りバンギラス(そんなのがいるのかは知りません)をコメパンで確定1発にできるところまでAに振り、残りを両耐久指数が最大になるように振ってみました。あまり細かい調整はしていません。
サブウエポンは、ボルトロスへの有効打が欲しかったため冷凍パンチを搭載。もう1枠はバレパンとも悩みましたが、フリーで何度か回してみて対炎が辛すぎると判断し、地震を採用しました。
持ち物がオッカの実であるのは、レシラムやシャンデラの他、ホワイトキュレムのクロスフレイム、ビクティニ等の不意の炎技で焼かれる危険を考慮したものです。
■ モロバレル さいせいりょく くろいヘドロ
おだやか 221-x-113-105-121-50
努力値:H252 B180 D76
ギガドレイン、キノコのほうし、いかりのこな、まもる
きのこ。
ホワイトキュレムの吹雪を耐えるところまでDに振り、残りはBという配分です。
パーティー単位で相手の格闘が重すぎるため、こいつの受け性能には助けられました。特に対ケルディオはモロバレルに一任することになってしまいました。
そのため、格闘が2匹以上いるパーティー相手にはこいつが過労してしまうことも多く、上手く回さなければいけないなと反省しました。
技はテンプレ。もともとクリアスモッグを味方に撃って、流星群やVジェネを連射する変態型も考えていたのですが、フリーで回していて対水に対する有効打がない(もともとルール的に強い水がいないと考えて軽視していたのですが、ブルンゲルが強かった…)ことの方がマズイと考え、結局テンプレにしました。この技構成で正解だったと思います。
■ ランドロス(霊獣) いかく こだわりスカーフ
いじっぱり 182-216-111-x-101-125
努力値:A252 H140 S108 B4 D4
じしん、いわなだれ、とんぼがえり、ばかぢから
- 地震(3/4)でH187-B151メタグロスを確定2発
- 馬鹿力でH201-B110ホワイトキュレムを乱数1発
- C194サザンドラの流星群耐え
- A205メタグロスのコメット+バレット耐え
- 最速スカーフバンギラス抜き
配分は更新予定地様の記事を参考にさせて頂きました。
おそらく今回のMVP。とりあえず選出しておけば安心するポケモン。
初手で出しやすいということもあり、かなりの相手に圧力をかけることが出来ました。
Sをこれだけ削ってでもHPに振ることで、ちょっとやそっとの攻撃は耐えることができたため、配分は神配分だと感じました。
スカーフを持たせていても不器用に感じることは少なかったです。トリックルームにだけは注意が必要でした。
いやぁ、こいつのために3DSを買った甲斐がありました(
全体として、使っていて薄いと思ったのが、
相手のスカーフシャンデラ、ケルディオ。
負けた試合はほとんどこの2匹にしてやられました;;
とは言え、勝率7割以上を残すことができましたし、五世代初めてのダブル構築としては満足のいくものになりました。
使用できるポケモンが新イッシュのみと少ないため、構築も考えやすかったのかもしれませんね。全国ダブルになるとまた難しくなってくるのだと思います。
【先発パターン】
(今回は選出パターンは多岐に及ぶため、先発例としていくつか紹介)
(1) コジョンド、ランドロス
最も多かった先発2匹。多くの相手に対してとにかく安定する。
苦手なのはクロバット+シャンデラのようなゴースト+飛行or浮遊という選出パターン。
(2) コジョンド、メタグロス
キュウコン+シャンデラを選出されそうな気がしたときはこの選出。
初手キュウコンに猫騙し+メタグロス守る(襷で熱風耐え)、2ターン目コジョンド守る+メタグロス地震(オッカで熱風耐え)で削る。
この2匹を大事にできないため、後ろ2匹が引き続きがんばれると判断した選出でのみできるパターン。
(3) ビクティニ、ランドロス
コジョンドを大事にしておきたい場合(重量級伝説が沢山いる等)に。
ホワイトキュレムが先発で来たとしても、この2匹なら対応することが出来ます。
(4) キュレム、ビクティニ
勇気がなくてこの強気な先発はできませんでした;
【オールスターカップ選出率】
霊獣ランドロスが刺さる(というか、とりあえず出しておけば安定する)パーティーが多く、逆にホワイトキュレムはやはり対策され尽くしていて選出しづらい印象でした。
集計した試合は65試合なので、ランドロスは実に95%の試合に選出したことになります。
6匹を満遍なく使うことはできたので、そこはこの構築の満足している点です。